冬の合間に日本海ドライブ② トンネルの中の駅・北陸本線筒石駅を訪れてみる(後編) | kuromakuのブログ

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前回のつづき

冬の合間の天気の良い日にドライブがてら、
日本でも数少ないトンネル内にある駅の一つである
北陸本線の筒石駅を訪れてきました。
今回はその記録の続きです。


入場券を買い、さっそく中に入ります。


トンネルの入り口
改札を抜けると、いよいよ地下への長いトンネルに突入です。

風防で覆われている
ちなみにトンネル側から改札を見るとこんな感じ。
ビニールの波板が風防として設置されています。

長い階段を下ります
トンネルに入ると、さっそく階段が。
エスカレーターやエレベーターはもちろんありません。
バリアフリーの真逆を行くような構造の駅です。

地下水がすごい
トンネルの壁面からしみだしてくる地下水が
地中の深くを通っていることの証拠として見て取れます。

通路が左側に折れます
トンネルの行く手を阻む金網が!
話によるとこの長い階段の通路は、トンネル工事の際に工事用車両や機材、
土砂などの搬出に用いられた通路を転用して作られたものだとのことです。

ということでこの金網から先は線路につながっているのでしょうが、奥には
電気もついておらず、こんな頑丈な柵なんてなくても中へ入りたいなどとは
全く思いません・・・。

傾斜が伝わるでしょうか
こうして横から見ると、なかなかの傾斜をした
階段を下りてきたことがわかります。

ここからさらに100メートル
乗客用の通路はここから左に折れて続きます。

ここからはスロープ
ここからは、なだらかなスロープになっています。

下りホームへは階段を下ります
通路は途中で下りホーム、上りホーム用の2本に分かれています。
次の電車の時間を確認して、今回は下りホームに向かうことにしました。

また階段だ・・・
さらに階段を下ります。

下りホームの待合室
この階段の先に、下りホームの待合室があります。
椅子にはいくつかのリュックサックが置いてあり、
どうやら先客がいるのだろうということがわかりました。
青春18きっぷがつかえる時期でもなく、よくもまあここまで来たなと・・・
・・・ええ、まあ、自分も似たようなものですけど。

ホームとの間には頑丈な扉が
ホームとの境は重たい鉄の扉で仕切られています。
ここ北陸本線は特急列車が高速でトンネル内を通過していくため
列車が通り過ぎる時にはものすごい風圧がかかるのですね。

「列車通過時のホーム立入りは
大変危険ですので禁止致します
ご理解、ご協力をおねがいします」


たぶん、ホームに立ち入った人がいて
事故を起こしかけた可能性が高いものと推測。
鉄道オタクはマナーが悪いからね・・・。

さて扉を開いて、ホームの中に入ってみましょう。

下りホームから上りホームを見る
ホームは、このようにトンネルの壁にへばりつくように造られています。
決して幅も広くありません。確かに列車が通過するときにホームにいたら
危険ですね。

ちなみに線路の向こう側に見えるのが上りホーム。
上下線のホームをずらして作られているのは、少しでもトンネルの断面を
小さくして工費を安くするためのようです。

鉄道ファンの子たちが
カメラを構えた先客を発見しました。
やっぱり面白いですよね、こんな変わった駅なんて。

そうこうしているうちに、まもなく下り電車が参ります、とのアナウンスが・・・。

駅員さん
列車が到着するたびに、駅員さんがあの長い階段を下りてきて
安全確認を行っているようです。

下り列車が到着
そして、青一色に塗られた電車が到着しました。

数人が乗りこんでいった
乗り降りしたのは数人くらい。地元の人というよりは鉄道好きの人
ばかりのように見受けられました。やっぱり、車が普及した現代では、
地元の人が生活の足として利用するのは難しいのですかね。

こんな変わった筒石駅ですが、今年(2015年)3月の北陸新幹線開業と共に
風圧をかけて通過していく特急列車は廃止となり、駅は北陸本線ともども
第3セクターの新会社に引き継がれることになっています。どのような形態で
営業を続けるのかわかりませんが、今後も多くの人が訪れる駅であって
ほしいと思います。

ところで、私が買ったのは入場券なので電車に乗ることはできず
ホームから写真を撮っていたら、駅員さんに
「乗らないのかよっ!」
と、思いっきりツッコミを入れられてしまいました。・・・いや、すみません。
運行のジャマになってはいけないので、そそくさと退散することにしました。
(つづく)