働くということ~新卒サラリーマンの苦悩(仮) -2ページ目

入社編8

【試用期間】




入社式を終え、晴れて社員となった僕。


だが、3ヶ月間の試用期間がある。


これは、つまりこの3ヶ月間の間で、会社側から、若しくは自分側で『合わない』と思うような事があれば、いつでも辞めさせられるor辞められるという事だ。


この期間は、有給休暇も使えない。


(辞めさせられないだろうか?)


社員として働くという事が初めての僕は、当初かなりプレッシャーを感じていたモノだ。




※注)連載作品の内容については、著者独自の取材をもとにしたフィクションであり、実際の人物、団体とは一切関係ありません。

入社編7

【続・入社式】




午前8時。


入社式が始まった。


我がP証券は設立4年目の、所謂ベンチャーと呼ばれる会社である。


2008年度入社は4月時点で、僕を含み2名。


N大学の大学院修士課程卒のKさん、中国人の女性との同期入社だ。


入社式では、社長のご挨拶があり、


その後、僕たち新入社員の抱負を語る。


『社会人になるということは、重い責任を負うものだと考えています。


自覚をしっかりと持ち、自立した人間になれるよう頑張ります!』


僕はそう話したと記憶している。


その時はその時で、自分の中で色々と考えて口に出した言葉だったのだろう。


しかし、今思い返せば、実はとても高い目標を立てたものだと考える。


『責任を負う』や『自立』なんて言葉は、一見どこぞの中学、高校生なんかでも多用する言葉であるが、


その実、これを実効するや難しいこと計り知れず。


『責任を負う』や『自立』なんて、本当に試されるのは、困難に直面した時なのだから。





※注)連載作品の内容については、著者独自の取材をもとにしたフィクションであり、実際の人物、団体とは一切関係ありません。

入社編6

【入社式】




2008年4月1日


僕の人生の新たな1ページが幕開く日。


そう、今日は入社式である。


初出勤。


その道程は、期待と不安が入り混じり胸は高鳴っていた。


(とにかく、最初が肝心だ。大きな声で挨拶しよう)


そう思い、僕は思い切って会社のドアを開いた。


『おはようございます!!』




※注)連載作品の内容については、著者独自の取材をもとにしたフィクションであり、実際の人物、団体とは一切関係ありません。