人生において、何でも強く願えば叶うなんて
甘っちょろいもんじゃないのはわかってる。
というか、思い通りにいかないことの方が多いさ。
でも、ものを叶えるのは人の想い。
人を動かすのは人の熱。
そこは間違ってないと思うのね。
10年前、それまでやっていたオリジナルのバンドがバラけて
心の奥底ではやっぱアルコピやりたいなあって思ってた時に見た
何気にネットの掲示板見たら載ってた
「エレキパート募集します」の一文。
どうしてもエレキ人口なんて一番多いに決まってるのに
まさかの募集。
埋まらないうちに!と急いでメールしたら
あっさり、じゃ今度一緒にスタジオ入りましょうとの返事がありました。
ウキウキしつつ、でもちょっとビビりながら
吉祥寺の改札までギター担いで行ったことが昨日のようです。
どんな人が来るんだろう、いかついやつだったら嫌だなとか思いながら
改札から出てくる人を眺めていると・・・
「それ」とわかるツアーグッズのバッグとギターを背負った
色白でひょろっとした兄ちゃんが来ました。
それが当時二十歳のこっしーでした。
(え、あ、そうか、てーことは俺も30そこそこだったのかw)
ほどなく自転車こいでやって来たのはさらに若い高校生のベースくん。
その恰幅といいふてぶてしさといい、どう見ても地上げ屋にしか。
おいおいマジか・・・と内心思ってましたがw
三人でスタジオに上がるとロビーでプロレス雑誌をめくる
体格のいい男性がひとりだけいました。
「もしかしてこの人がドラムかな」と
恐る恐る声をかけたら、ビンゴでした(笑)
お仕事何なさってるんですかって訊いたら「医者です」と。
プロレス好きのお医者さん(爆)
(と思ったら実はリングドクターやレフェリーもやっていたそう)
なんだこのバンドw
白くてひょろいギター
やたら老けて見える高校生のベース
ガチムチの医者ドラム
そしていざプレイしたら・・・ひどいったら!
学芸会の練習でももっとまともだろぉ、みたいなね。
歌歌う気あr
それから10年。
鍵盤さんが加入し、脱退し、
新しい鍵盤さんが加入し
マニピュレーターが加入し
ベース君が脱退し
新しいベースが加入し
ぼちぼちライブのまねごとができるようになり
ドクターが開業し、専用スタジオができ
後方支援してくれるスタッフさんがつき
本気の遊びができるようになりました。
2014年5月5日 新宿キャッツホールでライブのためのリハーサルをしていました。
そのとき、ホールのドアが開き、ついに入られました。
THE ALFEE元サポートドラマー
長谷川浩二さん。
「おはようございますっ!」
一瞬にして空気が引き締まります。
と同時に、そこに居た全員がたまらない笑顔になりました。
楽屋に入られたあとのざわめきったら。
長谷川さんのスタンバイを待つ間にアルズリハもそろそろ終了。
なんてときに、かねちゃんがたじたじの様子。
ん?とよーく見ると・・・
ベースアンプ越しに長谷川さんがかねちゃんを見てニコニコ。
「不良少年のイントロって違うよねたしか」
もう、嬉しいのやら楽しいのやら、みんな超笑顔。
それでは長谷川さんリハーサルお願いしまーす!
の声でドラムセットの椅子に座る神。
長谷川さんと同じセットをオーダーして取り寄せ
いつも狭山のスタジオで使っている26インチのツーバスセットを
この日は特別に持ち込みました。
そしていつも長谷川さんのチューニングをされている
石川さんが手際よく組み上げてセッティングをしたセットです。
映えるなあ!
タムひとつ叩く、その音で全員感動。
さあそれじゃやりましょうか。
で、何やるんだっけと長谷川さん(笑)
いきなりバリバリのはしんどいから何か楽なのやってくんない?
との提案で・・・
あれ、これいつもの狭山での儀式じゃん。
ラジオ体操代わりの、まさかの、セトリにない
メリーアンフルコーラス。
ええ、あの場にいた人にしかお聴かせできない曲でしたね。
そして僕らもまさかやってもらえるとは思っていませんでしたし。
すでに泣きそうなほど嬉しくて。
さ、じゃ今日やるやつやろうぜー(長)
はいっ!(アルズ)
1曲、2曲、3曲目・・・
あれ?普通リハーサルって全部やらないよね?
と思ってる矢先に。
全部やろう!と神がおっしゃるもんだから
4曲フルでやりました。
マイクもギターもワイヤレスでよかった!
客席から見る長谷川さんとアルズを確認し。
すでに汗だくの長谷川さん。全力です。
リハ終了時に思わず「ごちそうさまでした!」と言ってしまいましてw
実は・・・1曲目終わってから2曲目に繋がるまでに
短くていいのでどうかドラムソロを入れてもらえないでしょうか?と
お願いしてみたところ、快諾してくださいまして・・・
本番ではドコドコと炸裂しまくってました。涙涙。
本番。
アルズはおいといて。
アンコールで呼び入れたときの客席の熱狂ったら!
予想はしていたけど、やっぱりみんな待ってたんだよね。
中には涙する人もいましたよ。わかるわかる。
じゃ、やろうか。
ドラムから入るこの曲、絶対外したくなかった。
「鋼鉄の巨人」
すかさず嵐のようなドラムソロを挟んで
そのままなだれ込んだ「SWINGING GENERATION 2003」
音源に長谷川さんのカウントする声も入っていた
「SWEAT&TEARS」
普段スイッチでばかり歌ってたからつい二番の歌詞を飛ばしてしまった(汗)
最後のヘドバン、あまり引っ張ったら申し訳ないかなと若干短めに(笑)
途中ときどき振り返ると
いつも映像や客席で双眼鏡でしか見られなかった
汗で顔に張り付く長い髪で「ニカッ」と笑うあの顔でアイコンタクトが。
満遍なくいろんなプレイヤーをちゃんと見ていらっしゃいました。
調子に乗ってにいべと長谷川さんの間に入って真正面からお顔を拝見してたら
打ち上げのときに「邪魔なんだけどーって思ってた(笑)」って言われたし。
アンコール2
最初のオファーをしたときはこれはありませんでした。
でもね。
長谷川さんといえばこれ、往年のファンが聴きたいのはこれ。
僕もどうしても聴きたかった(演りたかったのは二の次)
「星空のディスタンス」
を追加でお願いしたのです。
最近かねちゃん夫妻に生まれたご子息の
「出産祝いってことで、いいよ」と引き受けてくださいました。
その前にね、ハンドマイクを渡して一言お願いしたんですが
「このバンドをこれからもよろしくね」
と言ってくれたときに、内心号泣していました。
憧れ続けた、雲の上の人が
今目の前でアルフィーの曲を演奏してくれる、しかも一緒にプレイさせてもらえる
こんな幸せなことが世の中にあるのかってくらいの夢見心地でした。
僕らみたいなヘタクソなアマチュアバンドと一緒じゃ
もしかしたらやってくれないんじゃないかとも思っていたし
きっとお客さんの中にもあいつら邪魔って思われてるかもしれません。
そうだったら、ごめんなさい。
決して、これがやりたいがためにバンドをやってきたわけではもちろんありません。
生きてりゃいいこともあるな!っていうと雑すぎますが
ひたむきに、まえむきに、熱く謙虚に―
突き進んでいれば悪いことばかりじゃないなって。
あきらめない夢は終わらない
大先生の言葉ですが
人に巡り合え、人が動き、熱を生む
その真実は忘れずにいたいなと改めて思いました。
あの日、あの場所に居たみんな
お客さん、ライブハウスの方々、アルズサイドのスタッフ、
メンバー、そして長谷川浩二さん
誰ひとり欠けても成り立たなかった
ALz-Hz Tuning#4 RIALIZE
無事に終了しました。
それぞれの人に心から感謝を。
みなさんの家に、お礼のシュークリームをお届けに上がりたい気分です。
にいべが(笑)
これ、スタジオに飾るんだ。
僕ら、壮大な前座を務めさせていただきましたアルズについては
いずれ写真など上がってきましたらまた書きますが・・・
ま、とんでもない平坦なとこでずっこけたり
ミスの多発、音が出ないトラブルや歌詞忘れなどなど
「ひでえ!」なことだらけで、まさにお耳汚し!でしたが(いつもだ)
これからも精進せねば、と改めて感じました。
ひとつだけライブの柱があって。
テーマが「AGES」でした。
ゴールドな時代。大先生が尖がってたあの頃。
激しく時代を突き動かしていた彼ら。
今でも色褪せることはありませんが、とりわけギラギラと輝いていた当時。
キラキラじゃなくてギラギラ。カッコいいなあ。
やらなかったのは・・・アメドリと夢の終わりにくらいか。
ALz-Hz Tuning#4 RIALIZE
2014.05.05
SETLIST
1 WIND OF TIME
2 BRIDGED TO THE SUN
3 不良少年
4 二人のSEASON
~MC~
5 明日なき暴走の果てに(Acoustic)
6 Innocent Love(Acoustic)
7 Since 1982
8 悲しき墓標
9 運命の轍 宿命の扉
10 Funky Punky
~MC~
11 My Truth
12 THE AGES
13 幻想飛行
14 夜明けのLANDING BAHN
~MC~
15 確かにFor Your Love
16 至上の愛
ENCORE 1
17 鋼鉄の巨人
18 SWINGING GENERATION
19 SWEAT&TEARS
ENCORE 2
~MC~
20 星空のディスタンス
(ENCORE 1.2 Dr.長谷川浩二氏)
番外編
26インチツーバスセットとか
もはや1バンドの移動の域を超えてる機材量のため・・・
ついに移動車がトラックになりました(笑)
広角じゃないから全部写りきれてないけどね