日本語・にほんご・ニホンゴ | NPO法人Ubdobe(ウブドベ)

日本語・にほんご・ニホンゴ

みなさんこんにちは!

GlocalPOD担当、モモです(*^^*)

東京にも梅雨がやってきましたね~・・
気分が暗くなりやすい時期ですが、元がネクラな私は非常に落ち着く季節でもあります★
いい季節です!笑

さて!
突然ですが、みなさん「梅雨」という言葉がなぜ「梅」「雨」なのか、なぜこれを「つゆ」と読むか、、ご存じですか?

もともと中国から「梅雨(ばいう)」として伝わり、江戸時代ごろ「つゆ」という日本独自の読み方に変化したそうで、
理由には諸説あるようですが、

・梅が熟す時期の雨なので「梅雨」とした
・カビが生えやすい時期の雨なので「黴雨(ばいう)」と読んでいたが、語感が悪いので当て字で「梅雨」とした

・「露」から「つゆ」と呼ばれるようになった
・梅が潰れる時期の雨なので「潰ゆ」から「つゆ」と呼ばれるようになった

などの理由があるそうです。
日本語の歴史の奥深さが表れていて、なんだか感心してしまいますよね!



Ubdobe発の国内でできる国際協力プロジェクト、GlocalPODを担当している私ですが、
海外から来日した生徒さんに日本語の勉強のサポートをしている時、毎回必ず一回は聞くといっても過言ではないのが、

「日本語むずかしいよ~~・・」

という生徒さんと、そしてそれを教える難しさを痛感した私たちスタッフの言葉です。。

「なんで日本語はひらがなも、カタカナも、漢字もあるのですか???一つでいいですよ・・」
(これは私も、小学生の頃漢字テストの前によく思いました・・笑)


「見てください!(日本語の辞書を見せながら) 『かける』の意味は60個もあります!!本当に全部使いますか!??」
(皆さんはいくつ思いつきますか?? 辞書を見ると本当にたくさんありますが、確かにどれも一般的に使うものでした・・・日本人でも驚きです。)

なんていう日本語への不満(?)を耳にすることもあります。

たしかに改めて考えると、日本語は世界でもトップクラスの難しい言語かもしれません・・・



でもそんな時でも言えることは、
「日本語はたしかに難しいけど、面白いんだよ!」
ということだと思います。


たとえば、「太陽」という言葉ひとつをとっても、

漢字で「太陽」だと、
力強くて、『ぎらぎら』していて、どちらかというと男性的な感じ・・

ひらがなで「たいよう」だと、
柔らかくて、あたたかくて、『ぽかぽか』していて、なんとなく女性的な感じ・・

カタカナで「タイヨウ」だと
『キラキラ』していて、なんとなく若々しく活動的な感じ・・

・・・なんていうイメージが湧いてきませんか???

そして、一口に「太陽の光」に関する言葉といっても、

日光・陽だまり・日照り・木漏れ日・斜陽・陽光・日差し・薄日
などなど、、

思いつくだけでもこんなに出てきますし、明るさや温度、季節感、空気感などのイメージがそれぞれ微妙に異なりますよね。

日本語という言語は、世界の中でも難しい言語かもしれませんが、
それと同時に、世界一繊細な表現力を持っているような気がします。

言葉の選び方や書き方ひとつで、伝わる「雰囲気」がガラッと変わる。
世界に誇れる魅力があるんじゃないかな??とも思えて、なんだか日本語話者であるということが嬉しくなってしまいました(*^^*)


GlocalPODで関わる生徒さんにも、いつか「日本語ってややこしいけど、面白い!!」と思ってもらえるといいな~・・と思います!!


Momo