ノストラダムスの第4限 | 早稲田大学公認サークルUBCのブログ

ノストラダムスの第4限

「あ~、また寝坊しちゃった~!」

今年で20歳を迎える女子大生のノストラダムスは、

4限からの授業にもかかわらずいつも通り遅刻をしそうだ。

高校時代から社交的だったノストラダムスは、その美しい容姿も手伝ってか

連日寄せられる多くの誘いを快く受け入れ、社会勉強と称しほぼ毎日遊び歩いていた。

「夜遊びは地方(ルネサンス期のフランス)から出てきた人の特権だもん♪」が口癖だ。

そして今日も授業を4,5,6限すべて寝て過ごしたのだが、その時見た夢は奇妙なものだった。

内容としてはサークルの先輩とただしゃべっているだけという、何の変哲もないものだったが、

なにかそのしゃべっていた内容がおかしな気がしたのだ。

しゃべっていた相手は、今日も授業終りに会う約束をしていたノストラダムスが所属するサークルの先輩であるアンリ2世。普段はクソまじめでクソつまらないクソ男だ。酔うとすぐ脱ぐ。脱げば面白いと思ってる。全体的にクソ。あとカブトムシみたいなにおいがする。


ノストラダムスはこのような何かいいようのない奇妙な感覚を覚えた後、どのようなことが起きるか知っていた。

ノストラダムスが奇妙な夢を見た後は、必ずそれが現実になるのだ。


ノストラダムスの心臓は、得体のしれない恐怖と一種の好奇心とによって強く打ちならされた。

自然と足取りも早くなる。

早く…早くアンリ2世のところへ行かないと…!



待ち合わせ場所についてみるとアンリ2世は先についていた。

しかし近づいてみて気がついた。何か様子がおかしい。

蒼白な顔、うつろな目、こけた頬、カブトムシみたいなにおい・・・。

ノストラダムスは鼻をつまみながら、なにか話しかけないと、と考え、口を開いた。

「こんにちは。体調は平気ですか…?新歓も終わったことですし、今日はパーっと飲みましょう!」

しかしノストラダムスがちょうどその言葉を言い終わると同時に、

アンリ2世は、





大きく目を見開き、




全身の毛を逆立て、





まるで狂ったような大声で




こう言った。
















「新入生の皆さん新歓の際における数々のイベントに来てくださり誠にありがとうございました皆さんと一緒に過ごせた時間はとても楽しかったです今後もサークルに関しての説明などは受け付けておりますので活動内容が分からない個人的にもっと仲良くなりたい等々がありましたら今までの新歓イベントに参加したことのない方でも気軽にメールや部室訪問などで連絡を取ってくださると光栄です今後我がUBCの新歓イベントとしては5月3日4日に行くこととなっている新歓合宿を残すのみとなりました所属している部員と仲良くなったり新入生同士の絆を深めたりとサークルの雰囲気をつかむいい機会だと思いますので少しでもうちのサークルへの参加を考えている方はふるってご参加していただけると嬉しいです。」




P.S.これ書くのに2時間使ったため、今日の会議には遅れます。 3年山口恭平