今年も残すところあと2ヶ月となり、年末調整の時期となりました。
皆さんの手元では、保険料控除証明書などを受け取られている頃だと思われます。
年末調整とは、1年間の給与から徴収された税額と納めるべき税額との過不足額を求め、その差額を徴収又は還付し精算することです。
昨年は書類様式などが大幅に改正され、確認することも多かったのですが、今年の改正内容は、源泉所得税関係書類の押印が必要なくなったこと、また申告書を電磁的方法による場合は、税務署長の承認が要件であったが不要となったことなど電子化を推進する内容となっています。
このコロナ禍において年末調整の説明会はなくなりましたが、国税庁のサイトでは動画や税務相談チャットボット(AIを活用した自動回答システム)など依然に比べると解説内容も充実してきています。
昨年から、国税庁は「年調ソフト」も無償で提供し、従業員がこのソフトを利用して年末調整の準備をすることを進めています。
年調ソフトの主な機能
① 保険会社等から交付を受けた控除証明書等データをインポートすることにより、控除申告書の所定の項目に控除証明書等データの内容を自動入力する機能
② 保険料控除等の控除額を自動計算し、控除申告書を作成する機能
③ 作成した控除申告書をデータ出力する機能
パソコンの操作になれている方は、ソフトの入力項目を進めていくことで、申告書が作成でき、便利になると思います。逆に不慣れな方は、インストールの仕方から難しいため、今までどおり手書きでされた方がいいかもしれません。
ご興味のある方は、下記サイトからアクセスし、チャレンジしてみて下さい。