師走に入りあっという間に、10日が過ぎようとしています。今回は、この一年行った研修の成果と課題を振り返ってみようと思います。

 

 多くの会社では、業務の質と向上を目指し研修を行っていることと思います。当社も社内研修や社外セミナーを通じて、顧問先様へ提供すべく「学び」の日々を送っているところです。内容はおのずと税法の改正に関連するものを中心に行われることが多いのですが、今年はコロナウイルスの影響により一変しました。

 

 まず、社外セミナーの大部分は中止となり、WEBを利用した「リモート研修」が主体となりました。「リモート研修」は、好きな時間に研修を受けることができる便利なツールではありますが、録画されたものだと疑問点の質問がしにくいなど一長一短あるものだと感じています。

 

 また研修の内容も、コロナ特別貸付制度や納税猶予制度、持続化給付金、家賃支援給付金、固定資産税減免制度、雇用調整助成金などコロナウイルスに関連するものが非常に多くなりました。

 

 今年の研修の特徴として、ほぼすべての顧問先様に対して役立つ内容であったことから、情報提供や申請手続きを行うにあたって研修の成果が一番実感しやすい一年だったと思います。

 

 他方それ以外の研修をする時間がとれなかったということが、今年の問題でもありました。

 

 コロナ禍の状況はしばらく続きそうですが、コロナに関連する研修ばかりではなく、来年は各々苦手とする分野の研修などを中心に行っていければと思います。