煽り運転を見た事で思い出した話があります。


私は都心に住んでいるので小さい頃から移動手段は電車でした。

短距離は良いのですが長距離は乗り物酔いが酷くて、長野の親戚の家に行くのに電車を見た瞬間乗る前にゲロゲロするほどパブロフの犬のように反応が激しい子供でした。

なので親戚の家に遊びに行って車移動するものなら短距離は我慢出来ましたが長距離は朝から何も食べずに薬を飲んでぐったりしてました。


そう、車苦手だったんです。

でも、小学校の高学年頃には電車と車はある程度ご飯さえ食べなければ乗る事が出来るようになりました。


こんな私なので車の知識は0。唯一わかるのはウィンカーでどっちに曲がるかだけでした。


そして免許を取りに行く事になり、それもマニュアル車で知らない事だらけで言われた事をただこなすだけの日々でした。

第二段階に入った時教官が「ちょっと待って、あの車バックしてくるから」と言いました。私は凄いなぁ教官になるとバックする車が分かるのかと感心していました。


ある日、友達に教官はバックする車が分かるんだよと話したらバックする時に白いライトが点く事を教えてくれました。


この会話が無ければ多分バックライトを知らずに免許を取得していたと思います。


更に、雨の日にも車に乗った方が良いとの話を聞いていたので雨の日の教習も受けました。

普通に終わり車を降りる時に「次の人がいるからそのまま降りて」と言われおりました。

免許取得後、運転の練習をしようと駐車場に行くと前日の雨の雫がフロントガラスに。ウィンカーの動かし方が分からず最終的にティッシュで拭き取りました。


それと、ギアチェンジ。速度を上げると一段階ずつ上げていくので下げる時も一段階ずつだと思っていました。

4速で曲がり角で2速に入れる時、一個ずつ落とさないといけないと思っていたので練習中の左折がある時は3速以上上げないようにしていました。


私が何を言いたいかと言うと、皆んなが基本知識あると思うなと言う事です。

教習所の座学で覚えたのは「ラジエーターの水に井戸水は使ってはいけない」と言う事でした。

今もですがラジエーターって何処にあるか知りません。水を入れる事は一生無いでしょう。


弟の車に乗って家から町田にある会社まで練習しながら休日出勤した事もありましたがナビは見ながら運転すると危ないので行く前に地図の本を見て頭の中にルートを覚えて移動していました。

方向音痴では無いのでこれは楽でした。

給油口はトランクと間違え易いと覚えたのでガソリンスタンドのお兄さんに毎回開けてもらっていました。


理系なので機械は苦手では無いのですが説明書が苦手でパソコンくらいの安い物なら適当にいじって使い方を覚えますが車は高いのと免許取る事になるまで縁が無かったので適当にいじる事ができませんでした。しかも弟のだし。


私が知っている車は昭和のタクシーが主だったのでギアってハンドルの横に付いていたからその記憶しか無いんです。


今の教習所がどの様な教え方をしてるか知りませんが本当に1から教えて欲しかった。

何度か運転したけどよく事故らなかったなぁと思います。