以前にとあるバラエティー番組で、何体ものラブドールと暮らす50代くらいの独身男性の特集が放映されていました。アパートの中には3~4体のラブドールがあり、それぞれ台所、ダイニングルーム、寝室などに別れて座っていました。現代のラブドールはとても精巧につくられていて、近くから見ると、今にも動き出しそうな感じのリアル感を出しています。1体につき数十万の金額をかけて購入したそうです。インタビューで男性は「はじめは性具として購入したつもりだったが、次第に恋愛感情が芽生えてきて、今では本当の彼女のように大事にしている。」と言っていました。テレビ局はどのような意図をもってこの放送をピックアップしたのかは分かりませんが、人によって、ものの見方や感じ方はそれぞれです。私も長く生きている間に、対人接触による心身の疲れということを感じていたので、感情がない、ラブドールを愛するこの男性の気持ちも多少は分かるような気がしました。