久しぶりに娘と自転車デートをした。




電動自転車で、前と後ろどちらも子どもを乗せられるようにしていて


娘は大きくなったからずっと後ろに乗っていた。





今日は天気が良かったから


久しぶりに前に乗らない?
と誘ってみたら


いいよって。




前に乗ってみると


シートベルトがもうかなりきつい。



冬のコートがかさばるのもあるけど


改めて大きくなったなと感じた。



寒くないように足にブランケット巻いて



出発した。




娘も久しぶりに前に乗って嬉しそう。




前に乗ってると



運転しながら顔を近づけて話ができる。



後ろだと少し横向きながらじゃないと話せないから


危ない。




まじで危ない。




今日は顔を近づけて話ができた。


あてもなく出発したから


娘にどっちに行くか指示してって言うと


嬉しそうに


どっちにしようかなー


って嬉しそうに考えてた。




指示通りに行くと川沿いに出た。



じゃあ川沿いに行ってみよーってことになり




走りながら見えるマンションの話をしたり



空の雲の話をしたり


公園を探したり。






そんな途中で、



娘と息子が産まれた産婦人科の前の道に来た。




そしたら

「ここは○○(弟)が産まれたとこの道だよ」
って言った。



産婦人科には必ず僕も一緒に行くようにしていて



妻と娘と僕で歩いた道だったから




嬉しかった。



ちゃんと覚えてるんだ。






その後、

公園に寄って、

ここの公園よく来たの覚えてる?



って聞いたら


「ここはパパとママと私で座っておにぎり食べた公園だよ」


って言ってくれた。


正解。


今は行かない公園だけど、



前はよく行った公園。






おにぎり食べたよ。



覚えてたんだ。






嬉しかった。
















でも









少し寂しくなった。















もうこうやって娘を自転車の前に乗せて自転車デートできなくなる。




後ろに乗せたらいいだろって話だけど、




それは違う。




一緒に顔を近づけて話しながら



一緒の景色を見て話して共感する。





その自転車デートは


パパと娘だけの時間で、




絆を深める大切な時間。





夕方乗ってる時は


「うわー、きれいな夕焼け。

 パパ、ママにも見せてあげたいなー」



って話してくれたり。



自分の思い通りにいかない時は


前のカバーをガンガン蹴り


パパに怒られて


もう絶対自転車デートしないってお互いに知らないって言ったり。




いっぱいふたりで自転車乗っていろんな話して




笑った。




















その時期は仕事もいろいろ大変で、



あー、子育てってのはなんて大変なんだって思ってたけど。




そんなことはない。




大切な宝物でしかない。



もう一度あの時間に戻れたら


もっともっと向き合って娘と一緒に時間を過ごしたい。





今の方が息子もいて大変だけど、




また今と同じように思う時がくるんだろう。







子どもの成長って早い。








娘がもっと大きくなって少しずつ手が離れていくと



楽になっていくのかなーって思ってたけど、









楽にならなくていい。







手のかかるままでいいよ。





笑ってる時間も怒ってる時間も全部宝物なんだからね。


でもその時には分からない。



後になってからじゃないとこの気持ちには到達できない。













寂しいなー。







でもいっぱい写真撮ってるから。


それを妻と見ながらあーだこーだ話そう。





今日の自転車デートで感じたこの気持ちを妻に話してたら私は大泣き。


妻は笑う。







後になってからしか分からない。




これが子育ての黄金時代か!





まだまだ続く黄金時代。






向き合える限り向き合ってやるわ。




藤宮あさひ🌸