ポータブルアプリをクラウド化してインストールフリー環境で快適になろう! | 100倍IT拳マイスター菅原真人のビジネスIT活用術

ポータブルアプリをクラウド化してインストールフリー環境で快適になろう!

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PCが便利な大きな理由として、
自分の欲しい機能をアプリケーションをインストールして、
機能を拡張できる事が挙げられす。

これは、iPhoneにしろ、Androidにしろ明白であり、
FirefoxやGoogle Chromeなどのブラウザの人気が高いのも、
自分の好みに機能が拡張できる為です。

しかし、基本的には購入、もしくはダウンロードしたアプリは、
OSにインストールしなければ使えません。
中にはダウンロードしたファイルを解凍しただけで利用できるものもあります。
インストール不要なアプリは、そのファイルをそのまま他のPCにコピーしても
そのまますぐに利用可能です。

少し前では、この様なインストール不要なアプリをUSBメモリなどに入れて、
持ち運んで利用したりするのが流行った事がありました。
持ち運べるアプリという事で、ポータブルアプリなどと呼ばれています。

最近では、DropboxSugarSuncなどのストレージサービスを利用して、
自動的に同期されるフォルダにポータブルアプリを入れておけば、
DropboxやSugarSyncを設定するだけで、わざわざインストールする事も無く、
すぐにそれぞれ別のPCや、新しく用意したPCでも同じアプリが利用可能
になります。

他にも利点が有り、OSを汚さないのでOSが重くなったり不安定になる事が軽減されます。
レジストリを利用する様なアプリは、逆にアンインストーラーが無いことで、
レジストリにゴミを残す可能性もありますが、
レジストリクリーナーなどでメンテナンスすれば大丈夫でしょう。


では、インストールしなければならないアプリはどうしたら良いでしょうか?

実は、インストーラー付きアプリをポータブルアプリ化して配布しているサイトがあります。
それが、『PortableApps.com』です。
英語に拒否反応を示して、利用しないのでは勿体無いので是非利用しましょう!


ポータブルアプリ化されていないアプリでも、
ポータブルアプリ化する方法もいくつかあります。

1.
インストーラーでインストールしているが、
実は実行ファイルをインストールしているだけのアプリもあるので、
これらはインストール先からコピーするだけで使えてしまう。
小規模アプリで可能な事が多いが、ちょっと博打的。


2.
Universal Extractor」で、インストーラーを分解してポータブル化。
小規模アプリで可能な事が多い。最初にこれでテストするのが吉。


3.
Cameyo」で、設定ごと仮想化してポータブル化。
レジストリなどの設定を別の環境として切り離し仮想化して実行ファイル化する。
中規模アプリでも利用可能な事がある。Universal Extractorがダメならこれ。
ただし、環境も実行ファイル化されるのでファイルは大きくなる。


4.
VMWare ThinApp」で完璧な仮想アプリ化。
仮想環境の構築では世界的なメーカーVMWare社のソフト。
MicrosoftのOfficeや、AdobeのCSシリーズなどの大型アプリもポータブル化できる。
しかし、842,900円~と超高額。


他にも「Schwertkreuz」というアプリもあるが、
こちらはSchwertkreuz自体を起動して、その中で実行するのでちょっと勝手が悪い。


うちの会社では、ポータブルアプリをSugarSyncの共有アカウントで同期し、
社員が同じアプリを利用する事でスキルと情報、利用方法の共通化を図ると共に、
OSを入れ替えたり、PCを増設してもすぐに同じ環境が構築できる様にしております。

とても便利なので、是非参考にしてみてください!!
次回は、おススメのポータブルアプリを紹介してみたいと思います^^