M193Bはボディなどをクリアーコートして乾燥待ち。その間にドライバーフィギュアの塗装をしました。






車同様、スーツもこれまでの黒、黄色系統のカラーリングから一新されました。






ヘルメットは塗装とキットのデカールを使用、デカールは曲面に馴染ませるのに苦労しました💦





ドライバーは、ミケーレ・アルボレート。1981年にティレルチームからF1デビュー、83年の在籍までに自身初優勝を含め2勝を挙げ、その成績が認められ84年にフェラーリに移籍。





88年までの5年間の在籍で3勝を挙げ、現時点でフェラーリで優勝した最後のイタリア人ドライバーということになります。85年にはシーズン途中までアラン・プロストとタイトルを争っていました。


当時のフェラーリの総帥、エンツォ・フェラーリは大変惚れ込んでいて、「フェラーリにイタリア人ドライバーを乗せたら、周囲からの過度な期待がプレッシャーになり潰れてしまう」というエンツォのポリシーを覆してまで、アルボレートの獲得に動いたそうです。





フェラーリを離れてからは再びティレルに戻り、その後チームを転々。94年にレース運営を巡ってF1側に対し強い不満を抱いたり、成績が振るわないなどの理由で、F1から身を引きます。

画像は以前製作した、89年のティレル・017B。スポンサーがまったくない真っ黒なティレル、テスト車両ではありません😅





ミナルディに在籍していたのは94年の1年間だけでしたが、F2時代にミナルディに在籍していました。旧知の仲がいる中での引退に、成績関係なくアルボレートは満足していたそうです。





F1を離れてからは、DTMやインディーカーシリーズに参戦。96年からはかつて参戦していたル・マン24時間耐久レースに再び参戦。97年には優勝を果たします🏆


しかし2001年、ル・マン24時間耐久レースのために行っていたアウディのテスト走行中の事故で帰らぬ人に…






訃報を聞いた時はショックでしたね…





ヘルメットカラーリングは、尊敬するロニー・ピーターソンのカラーリングをモチーフにしたデザイン。神奈川クリニックの文字がバブルの名残りを感じさせます😅