突然のような感じですが、完成しました。1993年のミナルディチームのマシン、M193です。

エンジンを、前年のランボルギーニV12からカスタマー仕様ながらフォードHBV8に変更。サスペンションは、高価なアクティブサスペンションではなく独自開発のハイドロリックサスを搭載。パワー重視からトータルパッケージ重視のまとまりのある仕上がりになりました。



開幕戦でクリスチャン・フィッティパルディが4位入賞。チームメイトのファブリツィォ・バルバッツァが第3戦ヨーロッパ、第4戦サンマリノで連続6位入賞。第6戦モナコではフィッティパルディが5位入賞と、序盤戦は好成績を残します✨

しかし中盤から後半にかけて、序盤信頼性の面でもたついていた他チームの信頼性が上がり始めると、下位でのレースが多くなり、結局はモナコでのフィッティパルディの入賞を最後に、ポイントを取れずシーズンを終えることとなってしまいました。

厳しい財政状況で開幕以降、まったくテストができなかったのが原因ですね…


第13戦イタリアでは…




レース終了直後、前方を走るバルバッツァに代わり途中加入したピエル・ルイジ・マルティニのマシンにフィッティパルディのマシンが接触。

フィッティパルディのマシンは空中で1回転し、無事に着地。もし着地の向きが違っていたらと思うと、大変危険なアクシデントでした…


第11戦ハンガリーでの、マルティニの予選7位には心踊りました。入賞してほしかった…



モデルカーに話を戻して、キットはタメオ製。本来はサンマリノの仕様ですが、新車発表仕様を作ってみました。かなり久々のドライバーレス仕様です、シートベルトの部品を初めて使いました…(笑)

実戦仕様に比べてスポンサーロゴが少なく、カラーリングも手伝ってまっさらな印象を与えます。実戦仕様とロゴが違う部分は自作デカールやジャンクデカールで変更。

この年からタイヤの幅が狭められたということで、まだグッドイヤーのロゴがない無地の新しいタイヤで、テストしたり新車発表を行うチームがほとんどだったので、タイヤは無地のままです。

ほとんど素組みですが、フロントウィングがハイダウンフォース仕様になっていたので、フラップに手を加えています。


実車画像




リアウィングのカーナンバーがどうなっているかわからなかったので、新車発表らしく左右で違うナンバーにしました。



ドライバーのネームデカールは当然、ダブルネーム。


このキットですが20年ほど前に初めて手を出して、今回で2度目になります。1度目はリアウィングのパーツを紛失してしまって完成できなかったので… 今回は形に出来て良かったです、相変わらず失敗だらけですが (^^;ゞ