クロスロード博士の第一印象は
普段僕らが抱く、科学者とか研究者のイメージとは
すこし違っていた。
どちかと言えば、
かつて空前の大ヒットで一世を風靡し
今も変わらぬ歌声で 人々の心に愛を届け続ける
オフコース や チューリップ
そんな 往年のフォークグループのメンバー
・・・そんな感じだった。
休日は、洗いざらしの
白いTシャツ に ジーパン
そして スニーカーを履いて
伊豆の海岸線に沿って 潮風を受けながら
車を走らせているに違いない。
そんな博士から頂いた名刺 には
inovex 取締役 工場長
と シンプルな肩書きが記されていた。
工場長!?
うまく表現できないが
その呼称は
クロスロード博士の持つ
率直で飾らない、チャーミングな人柄、
真摯で前向きな研究者としての姿勢
少年のような 無邪気さや情熱
といった特性の全てを 包み込むには
あまりに素っ気なさすぎる
そんな気がした。
常々 感じていた事だが、
この プラチナコロイドsai に関わる
人、会社、マーケティング、販売戦略
全てが 僕には
地味 に映るのだ。
虚飾がなさすぎる
と言ったほうがいいかもしれない。
失礼ながら
馬鹿正直とか 愚直と表現してもいい。
モノも、コトも、ヒトも、情報も
何でもかんでも
『付加価値』という
誇大なデコレーションを施し
いたずらに 商品価値を高めようと躍起になる
そんな今の、日本の 浅ましく、貪欲な
資本主義経済システムの中にあって
彼らは
あまりにも 素朴で
真っ直ぐすぎる!
saiとは違った製法で作られた
プラチナコロイド とその効用 を
派手に謳い ネットや健康雑誌と言った
メディアを賑わすメーカーや販社は
現在、いくつも存在するのだ。
それに比べ.、sai は
まるで、街角にある 地域に愛される
老舗の和菓子屋さん みたいなのだ。
百貨店やネット通販には参入せず
ただただ 丁寧に製品をつくり続ける
和菓子屋さんのように
20年にもわたって
縁のある人々の中のみで
愛用され、リピートされてきたのだ。
『ぶきっちょな 男(ひと)だねぇ
アンタって人は・・・』
厚化粧 を落とし、
タバコをふかしながら
缶ビールをあおり、
隣の薄暗い四畳半で眠る男の
疲れた寝顔をぼんやり眺めながら
自嘲の笑いを 荒れた唇に浮かべ
『でも、 アタイ、
そこに惚れちまったんだろうねぇ・・・」
そう呟く、昭和の アタイ の気持ちが
今の僕には、痛いほどよくわかる。
彼らは 果たして・・・
中世の山城のような外観 のごとく
時代に 取り残されているのか?
それとも
孤高の頂から世界を見下ろす
白い天守閣のように
時代に
先駆けているのか?
クロスロード博士は
親切丁寧に
プラチナコロイド製品化までの経緯
プラチナコロイドの特質と可能性
開発、製造までの苦労話や様々なエピソード
そういった話を語ってくれた
僕らがいる部屋からは
厳重な管理システムで外部と遮断され
無菌状態を保つ工場内部の様子
(博士は始終、研究室ではなく工場と呼んでいた)
を見渡すことができた。
博士の話の概略は、下に掲げる
inovex の プロモーションビデオ
を参照してほしい。
いかがだっただろうか?
今までこのブログで、僕が散々
寒い親父ギャグや、大袈裟な妄想話で
煙に巻いてきた
プラチナコロイドや その背景が
なんとなく見えてきたんじゃないだろうか?
プラチナコロイドの驚くべき酸化還元力については
以下に掲載する動画もわかりやすいので
ぜひご覧いただければと思う。
太陽の持つ 強い能動性
月の持つ 深い受容性
その二つの統合を果たしたプラチナは
人々に
他に依存しない
自立した 認識・判断の力
を与え、
「天と地を結ぶ使命を果たすための力」 を
人に与えてくれるのだという。
プラチナとは
相反する両極を矛盾なく具有し
自己完結的に 自立を保つ
アンドロギュノスなのだ!
太陽と月、
現象と潜象
その両極が交差する辻(注1)に立ち
異次元との接続点を
注意ぶかく見守る
「辻の守り人」クロスロード博士に見守られながら。
プラチナ という両性具有者は
自己完結した単為生殖の果てに
いったい 何を
受胎するんだろう!?
いよいよ僕らは
その現場に立ち会うことになる。
僕は 期待に胸躍らせて、
「辻の守り人」の帰りを 待っていた。
(注1) 日本には古来、道と道が交わるところ、すなはち「辻」には魔界への入り口があるという信仰がある。「辻」とは異次元との接点であり、人々はそれを特別で神聖なものと考えてきた。
第6章 「受胎する光」に続く
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