東京ドーム公演に行ってきた。

2日目の公演の最後、
5本のスタンドマイクに背を向けて静かに去って行った彼ら。まるで物語りの一幕が終わってしまったように思えた。

私はシャイニーをずっと見てきた。本当にけなげに必死に走り続けてきたと思う。あまりのスケジュールのタイトさにペンの方が心配するほどだった。

最初の頃は若さゆえなのだろう、ステージ上でその時の機嫌がバレバレだったり、拙い日本語に戸惑いを隠せなかったりで、でも仲良くわちゃわちゃしてるところは可愛くて、見てるこっちが笑顔にさせられてきた。

10年で男の色気を感じるほどの大人に成長し、トップアイドルのカリスマ性を漂わせながらも、やんちゃな可愛さは変わらずに、世界中を飛び回り、ステージでの彼らの輝きは増すばかりだった。メンバーそれぞれの活動も素晴らしく、彼らの情報を追うのが忙しく、楽しく、癒され、愛おしかった。

でも、いつからか歯車は静かに狂っていた。

そしてあまりに突然にジョンヒョンが永遠に去っていってしまった。

残されたメンバーの悲しみと傷みは計り知れない。

まだ2ヶ月しか経っていない。それでも彼らはステージに立った。心の整理なんてものでもないだろう。区切りをつけるということでもないのだろう。心配して待っているファンのために立ち上がるしかなかったのかもしれない。

会いに行くこちらも正直戸惑った。いつもなら、なるべく近くの席にと願うのに今回は違った。始めから泣く前提である。幸いと言ってしまうには残念なほどの遠い席になったが。2階スポットライトの後ろの方だった。

始まってすぐ気付く。置かれたスポットライトは5台。でも点いているのは4台のみ。今までで最も豪華なセット。立ち位置を見ればそれが5人のためのものであることがわかる。

実は私は久しぶりに公に出てきたオニュに会えることが嬉しかったのだ。彼の歌声に飢えていたから。この東京ドーム公演の1日目の始めは笑顔がなかったが後半からやっとあの笑顔が時おり見れたのは救いだった。

葬いライブ、そんな表現だろうか。みんないつもの元気や明るさは感じられない。でもメンバーとシャヲルが傷みを分け合うようなそんな優しい空気の2日間だった。

全く点くことのなかった5台のうちの1台のスポットライトが最後の最後にやっと照らした先は、ジョンヒョンのいないスタンドマイクだった。添えられた赤いバラも、ただただ悲しかった。


エンディングのメンバーの去り方が、ファンを残して去って行くような、それがお別れのようで不安になったが、「必ず戻ります」と言ったオニュの言葉を信じていたい。たぶん何年かかかるのかもしれない。順番に入隊が待っている。

次の幕が上がる時、またあの輝きを放ってくれるだろうか。それを願ってやまない。その時が来たら絶対に見届けたい。