【試合前記者会見】
まずは、4日前のバルセロナ戦勝利おめでとうございます。勝因は何だと思いますか。
「ありがとう。戦術が上手く機能したことだろう。ただし、「試合から試合へ」だ。今日の試合に切り替えているよ。」
今季初のミッドウィークでの試合となります。バルセロナ戦から大きく変わりますか。
「どうだろうね。まだ疲労の蓄積は殆どないだろうが、シーズンの先を見据えると、徐々にターンオーバーしていく事が必要だ。」
フェルナンデス、コレア、グリーズマンと好調な選手が多いようですね。
「うむ、いい手応えを感じている。忘れられがちだが、GKのモヤもすこぶる良いね。彼は第2節、第3節のMOMに選ばれている通り、チームの無失点に大きく貢献している。」
今節はCL第1節、相手はモナコです。モナコの印象は？
「昨季は、若手とベテランが上手く融合した非常に良いチームだった印象がある。我々のカラスコ含め、多くの主力が抜けた今季はまだどのようなチームか分からないが、質の高い選手はまだまだいる。手強い相手になるだろうね。」
気になっている選手はいますか。
「ベルナルトシルバだ。非常に機敏で、ボールを引き出すのが上手い。注意すべき選手の一人だろう。」
なるほど。それでは、試合を楽しみにしています。
「ありがとう。」
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
スタメン
アトレティコは好調のコレアが引き続き先発へ。
フェルナンデスの代わりにチアゴ、モヤの所には今季初出場となるオブラク。
古巣対決となるカラスコは右サイドハーフで先発。
注意すべきはトップ下のモウチーニョ、右のベルナルトシルバ、そしてFWのラブ。一瞬のスピードが持ち味の選手、スペースを与えてはならない。
【試合総括】
好調アトレティコ、ロスタイム、古巣対決のカラスコ弾で、モナコに辛勝。
モナコが好調アトレティコをホームに迎えた一戦は、アトレティコがスピードある攻撃で攻め、モナコがそれに応戦する展開となった。
ファーストチャンスは19分、左サイドを抜けたチアゴのシュート。これはスパシッチがセーブ。
20分にも、古巣相手のカラスコが積極的にシュートを打つものの、これは枠の外へ。
34分にはフリーキックの折り返しから、チアゴがゴール正面で前半最大の好機を得るものの、チアゴはこれをふかしてしまう。
一方のモナコも37分、ヴァグネルラブが一瞬の隙をつきシュートを放つも、これはオブラクが横っ飛びでセーブする。
結局前半はそのまま、両者共に決定機を決めきれず0-0で折り返した。
迎えた後半、アトレティコは49分、53分と、チアゴ、コレアが立て続けに決定機を得るものの、これを逸してしまう。
しかし、62分、ついにアトレティコが先制する。カウンターからコレアが裏に抜け出すと、最後は対面のDFを巧みにかわし、右サイドネットにシュートを突き刺す。
好調コレアの得点によりアトレティコが先制点を挙げた。
モナコも黙っていない。
77分、右サイドを攻略すると、中に素早いクロス。これにニアでラブが合わせ、同点。少しの隙につけこむ、ラブの上手さが目立ったシュートだった。
このまま同点で終わるかと思った後半ロスタイム。アトレティコが勝ち越しに先制する。カラスコがボールを受けて中央に切り込むと、そのままシュートをながしこみ、決勝点！
アトレティコが土壇場で勝ち越しに成功する。
試合はそのまま終了。アトレティコが重要な勝点3をゲットした。
