監督解任通達から数日後、傷付いている暇もなく、EURO2016決勝トーナメント1回戦、スペイン戦が行われた。
【1回戦】
全く理解できない事だが、グループリーグ第3節のオランダ戦から中1日での試合という事もあり、不本意ながら多くの主力選手を休ませる事になった。
前半戦は地力の差もありボールを回される一方で2点も与えてしまったものの、後半以降、キャロルやストーンズへのハイボール中心に攻撃を構築した所、これが上手くはまり同点に追いつき、決着は延長戦へ。
ハイボールを中心にイングランドが一方的に攻め立てるものの中々点は決まらず延長後半へ…
PK戦になると誰もが思った延長後半15分、キャロルへのハイボールを起点に最後はスターリング！
イングランドが土壇場で逆転！
その後、試合終了の笛が鳴り、見事イングランドが劇的勝利を飾った。
【準決勝】
準決勝の相手はベルギー。
黄金世代とも言うべきタレントの量と質を誇っている。
フェルトンゲン、シャドリ、デンベレ、アンデルヴァイレルトがいる。スパーズの指揮官をしていた事もあり、顔馴染みのメンバーだ。
レギュラーメンバーが復活。
タウンゼントの起用は彼の勢いに期待して…
59ヴィツェル→デンベレ
71ナインゴラン→メルティンス
79デブライネ→ルカク
スターリッジ→キャロル
85スターリング ゴール！
85バークリー→ベラヒノ
1-0
デブライネに多くのシュートを許すも、きっちり守って、見事完封。
後半終了間際、キャロルのヘディングを起点に、バークリー、最後はスターリングというゴール。
素早いロングカウンターが功を奏した形だ。
次はいよいよ決勝！
【決勝】
決勝の相手はドイツ。
言わずもがな、ポゼッション・堅守の双方を誇るチーム。
相手に合わせて柔軟に戦術を変えられるチームであり、非常に強い。
好調を維持するタウンゼントを起用。
他はいつものスタメン。
一方、ドイツのスタメン
ヘーベデスがキャプテンに。
試合は予想に反してイングランド代表が一方的に押し込む展開に。
焦るドイツ代表は、ファールやイエローカードを繰り返す、後手に回った守備に回る。
すると、トラーシュがこの試合2枚目のイエローカードを貰い、退場へ。
これでさらに有利になったイングランドがさらに押し込み、前半終了間際、タウンゼントが先制点を挙げる！
後半にも追加点を挙げたイングランドが2-0で予想外の完勝！
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まずは、ユーロ2016、優勝おめでとうございます。
「ありがとう。様々なことが起こった1ヶ月間となったが、最終的に優勝出来てとても嬉しいよ。」
確かにこの大会前から様々な事がありましたね。
「まずは、招集メンバーを決める時だね。今までチームを背負ってきたウェインや、今後のチームの希望であったハリーがこの大会に間に合わないと知った時は、かなりショックだったね。しかし、代役として招集したキャロル、ベラヒノが非常に素晴らしかった。結果として、災いを転じて福となした形だね。」
確かに両選手はこのチームで非常に重要な役割を果たしました。
「そうだね。ベラヒノは重要な局面で決勝点を挙げてくれたし、キャロルは終盤のパワープレー時の起点となった。素晴らしかった。」
貴方のクラブ監督解任もありました…
「丁度チームがグループリーグを突破した時だね。あの時は正直複雑だった。私はあのクラブでのキャリアに全力を注いでいたからね。しかし、トッテナムを恨んではいない。むしろ、私にビッグチャンスを与えてくれた事を非常に感謝している。」
新しいクラブは決まったのでしょうか？
「もう隠す必要はないだろう。大会中はチームへの影響を懸念して公表しなかったが。」
どこでしょうか？
「フィオレンティーナだ。成績不振で解任された私を選任してくれた信頼に全力で応えようと思う。」
新しい国での挑戦ですね。
期待しています。
「この大会での優勝が自信になると思ってる。また一から積み上げていこう。」
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と言う事でこれからは第2章ということで、フィオレンティーナでキャリアを始めていきます！
今後ともよろしくお願いします！