毎日の生活の中で「怒り」の気持ちが出てきたら要注意です。怒りに至ったその対象に執着があり過ぎるという事でしょうか。

その対象に対して「これが正しいんだ！」という強い拘りを持っているから出てくるんですね。それはもう仕方の無い事でしょう。しかし世間の人間は皆んな価値観が違うので、その拘り（考え方）が正論になる事は永遠にありません。言い方を変えると、拘り（考え方）を持っている限り、人生終えるまで怒りは無くならないのです。

この俗世間の生き方（考え方）も初期仏教では「生きるとは苦である」と言うのです。

◾️有るのは真実だけです。

私達人間の持っている「考える」という行為自体が生き難しくしているのです。私達が出す意見は、過去の出来事から積み重ねた個人別データを用いて自分の理想で出された結論ですから、それは自分勝手な認識であり捏造された間違った答えなのです。

お釈迦さまの教えは、その間違った認識が発生する人間の思考の仕組みを学び、無くす訓練方法を実践し、煩悩だらけの思考（妄想）を無くして、真実のみを観察出来るようになれば、仕事でも家族でも何があろうと悩むこと無く、何事も問題無く処理出来るし、最終的に安穏に暮らせるようになりますよ！という人生を愉しむ方法なのです。

さあ、今日から怒りの気持ちに直ぐに気づく訓練をしてください。そしてお釈迦さまの教えを学び実践して、良い結果を出せるまで地道に頑張りましょう。ちなみにそこまで行けば、良いとか悪いの問題自体も無くなると思いますよ。

生きとし生けるものが幸せでありますように

怒りが出てきたら要注意！