保育園事故の記事について、園長を名乗る方からコメントがありました。 | まりも日和

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鳥好きライター、鳥類学講師、すずき莉萌の鳥好きブログ。
愛鳥家のみなさんにとって、ほんの少しためになる内容を目指します

さきほど、過去ログ密室ともいえる保育園 のコメント欄に、


このような書き込みを読者の方から頂きました。




無題


私は保育所で園長を務めております。

認可園経験が長いですが、現在は認可外私設に勤務しています。

あなた様の書いた記事には、少し語弊がないですか?

悪いですが、認可であろうが認可外であろうが保育内容や形式に変わりは

ありません。

そこを何も知らずに決めつけているあなたには、教員の立場からみると、

苛立ちを覚えます。

気をつけてください。

かずかず2013-07-22 21:03:23


「気を付けてください」って一体・・・・。あせる


現場の園長様からの貴重なご意見ですから、


真摯に受け止めたいと思います。


以下、かずかず様へのお返事となります。



********************



かずかず様


このたびは、コメント欄にご意見、


まことにありがとうございます。



何か失礼があっただろうかと、何度か読み返しましたが、


具体的にはどの部分に語弊がありましたでしょうか。

よろしければ、もう少し詳しくご指摘をお願いできますか。



たしかに、認可外といっても、ベビーホテルのような園から、


はじめから、わが子を認可園に入れることを求めていない、


裕福な方たちを対象としたものから、様々あります。



そしてもちろん、どちらがいいとか悪いとかというのではありません。



悲惨な保育事故というのは、


劣悪なベビーホテルのようなところばかりではなく、


認可園に入園させることははじめから考えていない


ご家庭を対象にしたような、


英才教育やお受験対策を前面に打ち出している


高額な保育料で知られる認可外園でも、


実際に起こっていますので。



それに、幼い子どもを預ける親は、


この少子化のご時世ですから、


保育事情に通じたベテランの親は、まずいません。


そして、私もその一人であるわけですが・・・・・・。



大学の研究や、メーカー勤務時代の研究で、


定期的に保育園に通って、データを取ったり、


ライター業の傍ら、


認可外園でアルバイト的に働いていたことはありますが、


あなた様のようなベテランの保育士ではありませんし、


子どもも二人しかおりません。



しかも、我が子を通わせた保育園はたった一つだけで、


かずかず様に比べれば、圧倒的に無知です。



だけど、選びに選び抜いた、


全面的に信頼をおいて、子どもたち二人を預けていたはずの、


そのたったひとつの園の系列で、


とても身近に、あってはいけない事故が起こってしまったのです。


これだけが、わたしにとって厳然たる事実なのです。



事故から数年経ちますが、


今なお事故は未解決です。



この事故は、わたしたち保護者の中で


風化することはなく、


今なお重く、深く、根をおろしています。




だからこそ、


こんな思いをしてほしくないという一心で、


無知は無知なりに、聞いたり調べたりして、


書き綴っているわけです。



もしかしたら、かずかず様は、


それはB級事件のように、


起こるべくして起こったとお考えですか。



もともと極悪非道で劣悪な保育園で、


そんな園に、そもそも我が子を預けるほうがおかしい、


そんな酷い園と、いっしょにしないでほしい、


そうお考えなのでしょうか。



かずかず様は、園長先生とのことですが、


ご自身が留守の時、


部下である保育士の方たちは、


すべてにおいて完璧であるといいきれますか。



話がそれますが、私が働いていた保育園は、


お昼寝はない園でした。



すべてにおいて、子どもの意思を尊重する園で、


食事、睡眠、遊び、なんでも自由でした。



理念においては、これ以上にない


素晴らしい園でしたが、


そんな園でも、2歳児が大けがをする事故が発生しました。


理想は高く掲げたものの、


いろいろな部分でムリがあったのかもしれません。


園長をはじめ、


その事故に対して、誰も責任をとろうとはしませんでした。


「子ども側に問題があった」と。

結局、担任であった保育士が


一身上の都合で辞め、

ケガをされたお子さんは転園して、という

なんとも釈然としない終わりでした。

幸い、その園児は、みるみる回復し、


後遺症などなく、今は小学校高学年になり、


たまに元気な姿の写真をお母さんが送ってくれますが、


思えば、私の保育園不信は、そのあたりから


はじまっていたかもしれません。



極めて個人的な感情かもしれませんが、


このような書き込みを頂いてもなお、


園選びに関しては、どれだけ用心しても、


用心に足らないと私は考えてしまいます。


そうではないとおっしゃるのでしょうか。



もし、うちの園に限っては、絶対にそうではない、


事故予防に関しては完璧であるということでしたら、


ぜひ実名で声を上げて頂きたいです。



また、「語弊」とありましたが、


認可外はNG、認可園なら安心していいとは、


わたし自身、一言も書いてはいません。



こちらもご存じの通り、


認可園でも保育事故は多数起こっていますし、


それについても何度か書いています。



かずかず様は、わたしのブログ記事を読んで、


「苛立ちを覚える」、と表現されました。



どのあたりに苛立ちを覚えられたのでしょうか。


親は、物言えぬ乳幼児を預けるのです。



たとえどんなことが起こっても、園児はその事実を


親に伝えることはできません。



ましてや、亡くなってしまったお子さんはなおさらです・・・。


どれだけ悔しかったことでしょう。



私の警告が、「言いすぎだ」とおっしゃるのであれば、


現在の保育園における安全性を


園長であるかずかず様は、どのように把握されているのか、


教えて頂きたいところです。



また、認可園も認可外園も、


「保育内容や形式には変わりがない」と、


おっしゃる根拠を教えて頂きたいです。



百歩譲って、


認可園だろうが、認可外園だろうが、


「内容や形式」に、変わりがなかったとしても、


預けられた園児を、かけがえのない命を


守れない内容、そして「形式」だけのものなのだとしたら、


そこにはなんの意味もないと私たちは考えます。



私が書いていることに誤りがあるようでしたら、


どうぞ遠慮なく、私たち親の立場、


あるいは被害者の方たちにもわかるように、


もう少し具体的にご指摘ください。



それを読んで安心される方も中にはいらっしゃるかもしれません。



私の書いた記事の内容に誤りがある、


あるいは、事実をわざと曲解して書いているというのであれば、


私やほかの保護者さんたちから見ても、


理解できるようにご指摘ください。


その時はあらためて、この場で訂正記事と謝罪をさせて頂きます。



どうぞよろしくお願いいたします。