保育施設での死亡事故、去年より増えているってご存知ですか(保育園での事故) | まりも日和

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過日、厚生労働省から、平成24年度の保育施設における


事故報告集計が発表されました。


詳しくはコチラ↓↓↓


保育施設における事故報告集計(厚生労働省)



この集計によりますと、


全体の報告件数は145件で、認可園は116件、認可外施設で29件。

 

※ただし、145件のうち平成23年以前に発生した事故件数は51件


○負傷等の報告は127件あり、そのうち5歳(48名)が最多。


○死亡事例は18件あり、そのうち0歳(10名)が最多。

○事故の発生場所は、保育施設の室外(65名)が最多。


となっています。




こんなに事故が起こっているということを


全国の保護者の方たちは、いったいどのくらい、把握しているのでしょうか。



ちなみに、この表にもありますが、


負傷は23年度より、減ってはいるのですが、


死亡事故は14件から18件と、


減るどころか増えているのが、


とてもとても気になるところです。



死亡例は0歳児が多いようです。


次いで1歳児です。


お昼寝中の事故が多いということなのでしょう。



親が仕事等の事情で、


子どものそばにずっとついて、しっかり見ていられないから、


保育園というプロの手を借りて、子どもの保育を


お願いするわけですよね。



それなのに、預かった保育園側が、


外出していたり、


食事を別のところでとっていたり、


別室で作業をしていたり、


隣の部屋で仮眠をとっていたりして、


大切な子どもの命が奪われるという、


これ以上ない、悲惨な事故が起こってしまうわけです。



何年も前からそんなことは言われているのに、


どうしてこうも減らないんでしょうね。


歯がゆいばかりです。



赤ちゃんだし、寝てるからいいや、、、、と、


保育士が気を許してしまう時間に


このような事故が起こります。



寝ている時間の長い乳幼児を預かっているのですから、


寝てるからいいや、じゃなくて、


しっかり寝ているときこそ、


プロとしてきちんと見守ってあげてほしい、


この一言につきます。



乳幼児と保育士だけの密室で起こる事故ですから、


大きな事故が起こってしまっても、


その真相はなかなか明らかになりません。



「そういう事故が起こるのはモグリの認可外でしょう?」


そんなことはありません。


この表からもわかる通り、


認可外が死亡事故の3分の2を占めてはいますが、


国に認められた認可園での事故もまた、


3分の1を占めているのですから、他人事ではありません。



そこのお母さん、お父さん。


どうかわが子だけは大丈夫とは思わないでください。


気になることがあったら、園に遠慮するのではなく、


保育サービスを受ける利用者として、


そして大切なわが子を預ける親として、


声をあげていきましょう。



公にならないだけで、身近なところでこのような事故が


たくさん起こっているのですから。