・ウルトラマンアーク
第二十話
<今日の一枚>
暇すぎるせいか、普段からは想像できないレベルのすげぇ毒吐いてユピーにツッコまれる飛世ユウマさん。
<ポイント>
○物語
・戦うパパはカッコいい。地味でも、目立たなくても、その姿はまさにヒーロー。
・優しい親子愛のドラマを彩る上質な特撮。全体的に綺麗。
・ニュージェネでは結構おなじみな怪獣ゴメス。今回はまさかの変化球!?
○SCENE 01:伴ツグミ
怪獣災害ホットラインも鳴らない。SKIPが平和な時間を過ごしていると、テレビに伴所長の娘が映っていて…。
壁にレイロンスの写真がw。
束の間の平和を楽しもうというシュウ殿。まぁ、マジで物語動いちゃうと割と洒落ならんから…地球の危機とかサクッと来るから…。
なんかたどたどしく喋るリポーター、伴ツグミ。何と所長の娘さん。あの最近は配信ばっかり見て話してくれないというあの娘さんか!
「所長に似てないですね!」とか言っちゃうユウマ。君、とんでもねぇ毒吐くねw。一応その人君の直属の上司だぞw?
しかし所長も所長で娘さんの活躍が気になって空返事になってしまうという。怒っていいんですよ?所長w。
噛み噛みなツグミをサポートするのはお馴染みのリポーターさん。たまにニュースとかで顔出してましたが、本格的な出番がここで出てくるとはw。
ツグミが取材したい相手、それはウルトラマンアーク。
…昔、別の世界で防衛チームの密着取材中にウルトラマンにインタビューしようとしてザナディウム取材NG喰らった取材班がいてだな…。
○SCENE 02:星元市職業体験
ツグミは星元市の職業体験でTVレポーターをしていた様子。娘が気になる所長はこっそりとツグミのいるロケの現場へ…。
お昼時なのでご飯買いに行くリンさんとシュウ殿。
しかし普段お弁当のはずの所長も何故か出かけるという。怪しい…。
所長が財布忘れていたので届けに行ったところ、物陰で不審者ムーヴかましていた。
いや、所長も所長で怪しいんだけど、見るからに隠密している人に普通に大声で話しかけるユウマもユウマで大概だからなw。
ちなみに所長がのぞいていたのは娘ツグミのロケ現場。
…お…親ばか!
煎餅屋の取材をしていたツグミ。うちの宇宙せんべいも食べて行ってくれよ!
今回取材するのは星元市で一番硬いと言われている固焼きせんべい。
面白れぇ…10代の臼歯に勝てるかな…?
横見たのはアレだな、カンペ見てたなw。「聖おにいさん」でもカンペ見ながら台詞言う俳優さんにツッコミ入れてましたね。
何かグダグダな気配を感じ取り、自分でせんべいを割って匂いを嗅ぐというフォローを入れるリポーターさん。
そして終了後、噛むのはライブ感あってOKとフォロー入れながらも、商品がネガティブに見えないように注意するようちゃんと言うことは言うという。でも最後は笑顔で〆。中々教育スキル高いぞこのリポーターさん。
父親がいなくなった物陰を見つめるツグミ…何を思う…。
○SCENE 03:破られる平穏
分所で娘について語る伴所長。そんな中、古代怪獣ゴメスが現れたのだが…。
改めてお昼ご飯にするユウマと所長。ユウマも節約のためお弁当だった。カネゴンの件は終わったので節約する必要も無さそうですが、習慣にするようにしたんでしょうかね。
話題はツグミについて。娘の成長を喜びながらも、どこか置いていかれている寂寥感を感じていた所長。
残るのは思い出とお弁当箱だけ…。
昔描いてくれた自分の絵。父親のサイズ感がおかしくなるくらい存在が大きかったのに、今そこにいるのはウルトラマンアーク…ご本人に言わなくても…w。
これ、ある意味「かつては憧れだったSKIPも、今は怪獣を直接倒すアークの方が注目される」ということも表しているのかもしれませんね。
出動するユーを見て異変に気付くシュウ殿とリンさん。いくらのほほんとしていても、異変に気付けば仕事の顔。
ープロやな…。
古代怪獣ゴメス(SP)。ニュージェネでは割とお馴染みの怪獣。
でも、今までのデカいゴメスは「ゴメス(S)」だったのに…。
山道を進むゴメス。横顔、いつもよりイケメンに見える気も…。
ゴメスは肉食なので人里を襲う危険性がある。なので避難勧告。羅角村、射手崎区ってやぎ座といて座?
そして防衛隊、シトロネラアシッドを所持しているらしい。リトラのことも知っているんだろうか。
山を進むゴメス。巨大な山の中だと怪獣の巨大感薄れそうですが、逆に雄大な風景の中に存在する異形感が怪獣の存在感をさらに引き立てている気がします。
今回のゴメスはなぜか餌がある人里を目指さず、何故か山頂を目指して行動していた。
そういや、怪獣が山登るのって珍しい気がする。
しかし逃げ場のない山頂を目指してくれるなら逆に追いつめられて好都合だし、途中で地底に逃げられても少なくとも人的被害は出ないので安心という。やたら人間に都合がいい…。
しかしユウマはそんなゴメスの奇行に不安を感じていた。長年地中にいたから方向感覚が狂った…地底が住処の怪獣がそんなバグ起こすか?
不安を感じるユウマに対し、今はゴメスを倒すことを優先しようと語る所長。大切なことはまずは人に被害を出さないこと…。
暗視モードで山を登るゴメスを撮影…。こういうリアリティ感ある映像、良いですよね…。
皆が事務所で仮眠を取っている間、ツグミの映像を見る所長。
子の成長に置いていかれている感あっても、それでも子のことが気になっちゃうんですね所長…。
お…親ばか!
○SCENE 04:凄いゴメスがやって来た!?
普段とは違う行動をとるゴメスが気になるユウマ。そんな中、山頂に到着したゴメスが信じられない行動を取る!
防衛隊の戦車も準備完了。
山道のカーブに戦車が展開していると「ゴジラ×メカゴジラ」思い出す。
攻撃開始。
何というか…リアルで、美しい絵面…。地味に今回大好きなシーンです、山頂で攻撃を受けるゴメス。
シトロネラアシッド、ビームみたいに発射するスタイルなんですね。
あ、尻尾丸めてビーム吐いて飛ぶスタイルじゃないんですね。
…それやるのはジラースか。←
あまりのゴメスの奇行に「ゴメスをかたどったロボット」なのかと疑うシュウ殿。それなんて昭和メカゴジラ?
ちなみにゴメスが飛べるのは反重力光線を発生させているから。反重力…カイザーギドラが吐くのが確か反重力光線でしたね。
明らかに異常なゴメス。それに対し、宇宙生物がゴメスに擬態している可能性を考えるシュウ殿。シュウ殿も想像力を解き放てるようになりましたな。
しかしにせウルトラマンではなくにせ怪獣が出てくるとは…ウルトラシリーズ、まだまだ引き出しは多い…。
クレープ屋で取材の準備をしているツグミ達。
しかしツグミがふと見上げると…。
あ、怪獣が空飛んでる。
…思ったより近いし被害が凄い!
<WARNING!>
・<in case>古代怪獣ゴメス(SP)
古代の哺乳類の怪獣。正式名称はゴメテウス。毛と角の生えたゴジラとか言わない。
本来は10mちょいの大きさだが、特に大きいタイプは40mもの大きさになり、ゴメス(S)と呼ばれている。特別な飛び道具は持っていないが、ダークサンダーエナジーの影響でパワーアップしたゴメスは口から光線吐いていた。
肉食の凶暴な怪獣で、弱点は古代怪鳥リトラが吐き出すシトロネラアシッド。
しかし今回の個体は本来の餌である肉を狙わず、何故か何もない山頂を目指すという奇行が見られた。
さらに反重力光線で空を飛ぶ、口や手から光線を放つ等と言った本来のゴメスにはない能力を使用していたため、「宇宙生物がゴメスに擬態した姿」ではないかと推測されている。その正体は…?
ちなみにゴメス(SP)の「SP」は「シンギュラポイント」のこと。あまりに特殊過ぎるゴメスに対し、ゴメス界の特異点なのではないかと名付けられたらしい。答えがないのはほら無いで燃えるじゃん。
○SCENE 05:仕事
突然現れたゴメス(SP)にパニックになる人々。そこにSKIPが到着する。そこでツグミは父の働く姿を見る。
空飛ぶ怪獣を見た途端マスコミ根性炸裂させるリポーターさん。
ゆるふわバラエティーモードから一瞬にして緊急速報の顔―プロやな…。
そして報道で避難を勧告するリポーターさん。光のマスコミ…。
着地したゴメス。この街から見上げるゴメスの迫力よ。
どこか「シン・ゴジラ」感もありますね。
○SCENE 06:アーク対ゴメス
アークはゴメスに挑む。しかしこれまでのゴメスとは全く違うゴメス(SP)の能力に苦戦して…。
vsゴメス。
さっき倒された鉄塔を武器に殴りかかるアーク。ええんかそれw。しかも殴り方が結構エゲつねぇw。
しかし攻撃は全然効かず、しかもなんか凄い金属音がするという。このゴメス、何者?本当にメカゴメス?
あまりに訳わからん相手に首をかしげるアーク。正体わからないからトリッキーテクニックも発動しないし。
俯瞰で見るアークvsゴメス。
しかしゴメスにはアークテラショットもアークファイナライズも跳ね返されてしまうという。
やっぱりメカゴメス…?
その可能性に気付けなかったことを悔やむ所長とシュウ殿。目の前の結果を素直に受け止め責任を取る…そして反省するだけでなく、今できる、今やるべきことに全力を尽くす…。
オトナだ…。そんな「オトナ」な父親の姿を見て、娘何を思う…。
ビーム出た!口だけでなく手からもビーム出た!もう何でもありだな!
ゴメスの光線をアイソードで反射して撃ち返すアーク。
しかしゴメスも光線をさらに反射して撃ち返してくるという。め…面倒くせぇ!
しかしここでアークトリッキーテクニックが発動!久々に見た気がするアークトリッキーテクニック。
倒したゴメスは金属のような、青く光る結晶になっていた。
…なにこれ?ナノメタル?思わぬ展開にアークもちょっと困惑。
まぁ、身体には悪そうな。
撮影している野次馬に人体に影響がある可能性があるからと追い返すSKIP。
ここで文句や抵抗もなくすんなり帰ってくれる辺り星元市、民度が高い。
戦いを終え、所長の元に歩いてきたアーク。
ちょっと前の所長がボディランゲージでアークにメッセージを伝えようとする妄想もこんなレイアウトでしたね。←
怪獣を倒した英雄アークから、人々を救うために尽力した英雄伴ヒロシへの無言のメッセージか…。
空へと帰っていくアーク。久々に見た、未来に架ける円弧。
今回の犯人、それは宇宙生命体スペッキオだった。あの金属クリスタルも怪獣の類だったんだ…。
硝子やケイ酸塩が主食で、目的は町のはずれのガラス工場と思われる。
怪獣は倒れ、事件は解決しましたが、事件解決の更にその先にもSKIPの仕事はあるのです。
スペッキオ、基本的にはフルCGだし、他の怪獣に擬態出来るなら今後のシリーズでも出番ありそうですね。
<WARNING!>
・<アラプウパラ>宇宙生命体スペッキオ
金属ような結晶体のような身体を持つ宇宙生物。宇宙上では確認されていたが、地球で確認されたのは初。
一つ一つは小さいが、沢山集まって他の生物に擬態して行動する。今回は古代怪獣ゴメスに擬態していた。ある意味メタルクリスタルスイミー。アークに倒された後は大きな山のような姿になった。
主食は硝子やケイ酸塩であり、今回はそれを狙ってガラス工場を狙っていたと思われる。
他の生物に擬態しているが、「金属のような身体のお陰か防御力が高い」「青い光線を出す」「反重力光線で空を飛ぶ」と言った特殊能力で区別可能。
「不定形な金属」ならアニゴジ版メカゴジラ、「青い結晶」なら「ゴジラSP」と、倒された後の姿は何となくゴジラシリーズ感。
お互い一仕事終え、束の間の親子の時間を過ごす所長とツグミ。
所長はずっとツグミを見ていた。子がどれだけ成長しても、親は見ているもんなんです…多分。
そしてツグミはまた「仕事」へ。二人とも、立派な―プロやな…。