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タローマン最終回感想!

遂に姿を現した最強の敵!味方さえ失ったタローマンのたった一つの冴えたやり方とは!?

衝撃のラストを見逃すな!!

 

・TAROMAN

最終話

 

 

〜しかしタローマンは悩まない。

人生くよくよしないことだ。

小さな悩み、心配事にぶつかったら、

それよりももっと大きな悩みを求めて、体当たりすべきなのだ。〜

 

 

最強の奇獣、太陽の塔が現れた。その圧倒的な力の前に人々はなすすべがない。

そう!べらぼうなものにはべらぼうなものを、べらぼうな巨人タローマンも戦いを挑むが、攻撃すればするほど増殖する太陽の塔に手も足も出ない。

 

そんなタローマンの攻撃にとうとう人々が怒り始めてしまう。

敵は強い、人々は文句ばかり、悩める状況にタローマンは…。

 

 

<登場奇獣>

 

 

・<万博>太陽の塔

 

最強の奇獣。大阪万博の象徴的存在で岡本太郎氏に詳しくない人でも知っている程の有名な作品がモチーフ。

頭の部分から光線を放つ。さらに攻撃でバラバラになったらその破片一つ一つが太陽の塔として復活するという恐るべき再生能力を持つ。

タローマンも太陽の塔をモチーフにしている所があるので、もしかした何らかの関係があるかもしれないが詳しくは謎。

超合金でロボ化したものがバンダイさんから商品化されている。お前ら太陽の塔を何だと思ってるんだ。

ちなみにそのロボ化した太陽の塔はえむ爺さんの所で札幌にガンダムカフェを作る会さんのアバターとして利用されている。

 

 

<今日の一枚>

 

 

誰やねん右の奴!

 

 

<ポイント>

○物語

・タローマン、最後の戦い。

・最大最強の敵太陽の塔、満を持して登場。

・最強の敵を前に孤立無援のタローマン。最後の決断は…。

 

 

〇芸術は爆発だ

 

 

最大最強の敵、太陽の塔出現。侵略者達は前回で全滅したからこの奇獣は侵略兵器の類じゃないんだな。

 

光線銃通じないのに鞭で戦おうとしているのかカウボーイw。いや、「ウルトラゾーン」の「悪魔が降りた日」では刑事がつまようじで戦おうとしていたけどさw。

てか防衛チーム、普通に生き残ってたのね。

 

 

 

いつもの「芸術は爆発だ」で何とかしてくれという少年隊員。いや、「いつもの」はタローマンが一番嫌いな価値観なんですがw。

 

タローマンの必殺技、「芸術は爆発だ」はただの爆発ではない。瞬間瞬間に命を燃焼させるような行為だった。

つまり、気軽にバンバン撃てない…いや、結構な頻度で撃ってたぜw?9話中5話芸爆してたぜw?

 

今回、博士がちょっと動揺してましたねw。子供慣れてないw?

 

 

 

まずは観覧車で光輪技みたいな攻撃。ケムール人より観覧車の扱いが上手ぇw。

 

 

 

観覧車でズバッと斬られる太陽の塔。中にある「生命の樹」も再現されておりますw。

しかし斬られた太陽の塔がまさかの増殖。ちょっとだけアイスラッガーで増えたガッツ星人感。

 

 

 

必殺、明日の神話。渋谷駅に壁画として飾られていますね。

 

 

 

必殺、千手。何であれが「手」なのかと思いましたが、百烈肉球があんな感じなので、もしかしたら究極にデフォルメされた手なのかもしれませんね。

 

 

 

必殺、雷人。岡本太郎氏最後の作品がこの「雷人」なんだそうです。

 

 

 
タローマンの必殺技オンパレードも、バラバラになった破片一つ一つが太陽の塔として復活する。
ビルに刺さった腕、器用に再生しやがったな。

 

 

 

大量発生する太陽の塔。怖い怖い怖い!一つでも結構なインパクトで圧倒されるのに大量発生したら普通にこの世の終わり感ある!!!

 

 

 

なんかエヴァ感。庵野監督、タローマンからも影響受けてたんだな…(違)。

 

 

 

事態を悪化させてしまったタローマンに文句の大合唱な人々。


社長、赤い手青い手の回でタローマンに憧れて財産を捨てて追いかけてたじゃないか!

とうとう味方だったはずの防衛チームの皆さんまで…お前ら、人々がタローマンを見限る中でもタローマンパンほおばりながら一緒に戦った時のことを思い出せ!

…前回基地壊されたから?

 


 

しかしタローマンは悩まない。宇宙に飛び出し、そして…芸術は爆発だで地球ごと太陽の塔を破壊wwwww。

おま…wwwwそんなんありか…wwwww。

 

ウルトラマンは人々が努力するからこそ力を貸してくれるのですが、ある意味「人々が努力することもなく、それどころか自分達を守ってくれるヒーローに文句を言うようになり、結果そのヒーローに見捨てられる」というウルトラシリーズでは絶対に描かれないけど、可能性としては十分に存在する展開をやってくれたというのが逆に凄く良いと思う。ヒーローにだって守るべきものに怒ったり、がっかりしたり、あまりにひどい時は見捨ててもいいと思うの。

 

ちなみにタローマン製作スタッフは「シン・ウルトラマン」を見てゾーフィとゼットンがタローマンとネタ被りしたことに頭抱えたそうですw。

…や、タローマンは1970年代作品だから被るなんてことはありませんよね!失敬失敬!←

 

 

 

地球を爆発四散させ、主題歌となんかいい感じのナレーションを背に宇宙空間を進んでいくタローマン。

おい、コイツ地球消し飛ばしといてなんかいい感じで話〆ようとしてるぞwww。

 

ただ、人類滅亡についても岡本太郎氏言葉を残してるのね。あの人色んな事言ってるのね。

岡本太郎氏、芸術家であり、哲学者なのかもしれませんね。

 

 

 

「芸術は、爆発だっ!」

 

マイナスに飛び込め タローマン

何だこれはっ!?

 

 

<TAROMAN 終>

 

 

○TAROMANと私

 

 

山口さんの幼き日の思い出、タローマンの懐かしヒーローショーw。

突如人々の頭の中に溢れ出した、「存在しない記憶」。

 

…でもその「捏造」であるはずの記憶が大阪で実際にタローマン展を開き、本当にタローマンの記憶を今の令和の子供達に刻み込み、何十年か経った頃にその子供達が大人になって山口さんのように「本当に」タローマンを思い出すんだよな…。

 

怖ぇよwww。何の仕込みだよwww。

 

 

<総評>

・5分ぐらいで分かる、岡本太郎氏。

・何だこれは…いやホント、何だこれェェェェ!!?

・本当の意味で全く新しいヒーロー、爆誕。

・かつて放送された昭和特撮番組の体で作られた、まごうこと無き令和の作品。

・サカナクション山口さんも巻き込んで繰り広げられるべらぼうな「嘘」…嘘、やらせってのはこのぐらいやってくんなきゃ。

 

ベストエピソード:一度死んだ人間になれ(第三話

ベストバウト:対駄々っ子(第四話

一番笑えた所:遊びみたいな趣味を許さないタローマン(第五話

一番泣けた所:人々がタローマンを見捨てても、共に戦ってくれた防衛チームの皆さん(第七話

一番驚いた所:地球爆発(最終話)

ベストキャラ:カウボーイ

ベスト奇獣:駄々っ子(第四話

 

 

一話五分だったのでやりやすかったです。見事8月内で終わらせられましたw。