岸辺露伴感想!今回から第2シーズン突入!
ある「奇妙」な男との出会い、そして…露伴先生最大の危機!?
・ジョジョの奇妙な冒険
岸辺露伴は動かない
~この岸辺露伴が金やちやほやされるためにマンガを描いてると思っていたのかァーーーーーーッ!!~
ある日のこと、露伴は泉に原稿料の前借は出来ないかと相談する。どうやら破産したらしい。
というのも、妖怪伝説があると言われる山を取材したかったのだが、リゾート計画の話があったのでそれを防ぐために周辺の山をかなり買ってしまったのだという。そしてそのせいで家からも追い出されそうなのだという。
妖怪伝説を信じられない泉。そんな泉に露伴はある男の話をする。
男の名は橋本陽馬(演:笠松将)。俳優、モデルをやっており、社長に「身体を作れ」と勧められジムに通うようになったという。
露伴はそんな陽馬とひょんなことから仲良くなる。
陽馬は走ることにハマっていた。そして走るための身体をボディデザインしていた。
だがその行動は徐々に常軌を逸していき、遂には恋人のミカ(演:真凛)のお金まで使い込むように。
そんなある日、陽馬と露伴はあるゲームをすることに。
ルールはトレッドミルで規定の速度になるまで走り、先に到達した方が緊急停止用のスイッチを取って自分のマシンを止めるというもの。
露伴はある策略を使って陽馬に勝利する。
それからしばらくして露伴は再び陽馬と同じゲームをすることになるのだが…。
<今回のネタ>
<ポイント>
○物語
・大好評だった露伴先生ドラマシリーズ第二シーズン。「六壁坂」を中心に描かれる奇妙な「妖怪たち」のお話。
・あの露伴先生のトラウマとなった大事件「ザ・ラン」。鍛え上げられた肉体が導く狂気の世界。
・趣味はほどほどに楽しみましょうというお話。
○漫画家の家に行こう!
露伴先生が購入した山を何とか手に入れようとする不動産会社の人達との対決。
ナチュラルに「漫画のため」と言ってしまう露伴先生を見て「あ、主人公だから騙されてたけどこの人も十分アレな人だったな」と再確認。
そして「ジョジョ」と独立しているから多分映像化しないだろうなと思われていた露伴先生の漫画に対する姿勢を語る名言「この岸辺露伴が金やちやほやされるために漫画を描いてると思っていたのかァーッ!!」の台詞がここでまさかの実写化。しかも原作と同じような指の指し方まで。
グレートですよ…こいつァ…。
ド・スタールの絵とか「漫画家の打ち合わせに6分も早く来るのはマナー違反」とか、泉くんと揉める露伴先生。流石泉くんだぜ…貝森君は振り回されるだけだったけど泉くんは自分のペースを崩してない…w。
そして露伴先生が破産したことを告白。このドラマでは康一君いないので家を追い出されたらもうどうしようもない。多分セーラームーンのフィギュアもレッド・ツェッペリンのジャケ絵もるろうに剣心も全部売っぱらってる。
そして子供のファンに読者サービスとしてサイン。なんだかんだ読者には優しいんです露伴先生w。
ただ、今回のファンは子供で、サインも普通に描いてましたが…。
原作では玉美と音石という中々に濃い顔の連中でしたwww。
玉美はいいよ?和解してたし、露伴先生とも絡みあったし。音石お前和解とかそういうのしてないじゃんw。噴上みたいに協力とかしてくれたわけでもないじゃんw。何でなんか仲良くなってんだよw。
しかもサインはコーヒーでのドリッピング画法。保存出来るのかこれ…。
…ってここまでの流れ、完全に六壁坂の導入じゃねーか!!!
正直NHKさん放送順間違えたのかと思いましたwww。
大丈夫です、この後回想と言う形でちゃんと「ザ・ラン」になりますw。
○走り出せ
走ることに憑りつかれた男、橋本陽馬。演じるのは笠松将さん。アニメ版では「DYNAZENON」のシズムや「ガンダムUC」のバナージの内山昂輝さん。
原作ではバーベルで対決していましたが、ドラマ版では「ボディデザイン」の話題からちょっと仲良くなってました。
陽馬と言えば原作では「筋肉の神」ヘルメス神の化身として、全体的な筋トレをしていましたが今回は「ザ・ラン」のタイトルもあり、「走ること」に魅入られた男となっていました。あと、「六壁坂」のエピソードと絡めるために憑りついた物もまた別物に…。
それはそれとして、ヘルメス神って筋肉のイメージあんま無いんですよね…どっちかというと商売と泥棒の神様のイメージでした。足は速かったらしいですけどね。
トレッドミルを横取りされても何も言い返せないなど気弱な感じが増した陽馬。…ちょっと気持ちわかる…相手の走りに対しての愚痴とかも…。
陽馬の恋人、ミカ。演じるのは真凛さん。アニメ版では「GGO」フカ次郎、「モバマス」日野茜の赤崎千夏さん。
…あかねちんの中の人が走る奴を止める役なのかw。
原作では割と早い段階で陽馬がおかしくなったけど、ドラマ版ではちょっとだけおかしくなるの遅いから普通のイチャイチャしてた頃の二人の様子もw。
先ほども言いましたが、全体的に鍛えていた原作陽馬に対し、今回は「走ること」に特化しているので鏡の前のポーズもカッコつけた感じからフォーム確認風に。
そしてこの瞬間こそが狂気の始まり…。
原作ではすぐに断ってましたが、ドラマ版では流石にすぐに断るのもアレと思ったのか結構食べてますたらこスパw。
筋肉が喜ぶたんぱく質中心の食生活にしてくれという陽馬。
原作では「たんぱく質しか食べない」と言っていましたが、トレーニングするための体力のために脂質、炭水化物もある程度は必要だよなぁということもあってか、ドラマ版では「たんぱく質中心」とちょっとぼかしてました。
ランニングコースとしてある「坂」を走る陽馬。
そしてこここそが運命の場所…。
○走り続ける
筋トレグッズを部屋に放置したり、部屋の中で縄跳びしたり、ミカのお金を勝手に使うなど徐々に行動が常軌を逸していく陽馬。
この、「付き合っている相手を自分のために利用する」ってのはこの後出て来るあるエピソードの重要キャラと同じ特長なんですよね。そういった事情もあって第二シーズン三部作は作られたのかもしれませんね。
あ、でも「何も知らない奴を自分のために利用する」ってのは承太郎さんやブチャラティにボッコボコにされるタイプの考え方だぞ。
宅配便のあんちゃん。ドラマ版、まさかの宅配業者がスピードワゴン財団w。
徐々に狂気に蝕まれながらも、走るために必要な「腸腰筋」の話題で露伴先生と話せてちょっと嬉しそうな顔をする陽馬。
露伴先生なら走るシーンのためにその辺も研究しているだろうなぁ。
オーディション合格したけどランニングの時間と被っていたから断っちゃった陽馬。もう完全に手段と目的が逆になってる…。
露伴先生がそれを否定しないのは自分も好きな物のために色んな物を犠牲に出来る人だからかもしれない。破産したし。
トレッドミルでちょっとしたゲームをする露伴先生と陽馬。
流石の陽馬も金メダリスト並みのスピードは無理なのねw。
ゲームは露伴先生がちょっとしたイカサマを使って勝利。
地力で勝てなくてもちょいと知恵を使って勝利をかっさらうってのはジョジョの魅力の一つではありますが、これが思わぬ方向に…。
部屋をボルダリングルームにする陽馬。…これ、実写化できるンスねwww。
あと、集合体恐怖症の方には結構キツそうな絵面…。
口座のお金も勝手に使われ、とうとうキレたミカ。陽馬を追い出そうとしますが…。
…まあ、外の壁にまでボルダリングしてない分マシということで…w。
○ダンベル何キロ持てる?
陽馬にリベンジマッチを要求される露伴先生。陽馬の肉体は大きく変わっていた…。
…原作と勝るとも劣らない肉体美。前鋸筋もちゃんと割れてます。
どんだけ鍛えたんだ…そしてそんな鍛えたボディで大河ドラマ出てたのか笠松さん…w。
流石に背中や足の翼のような筋肉はありませんでしたが。あれ特殊メイクレベルだし、今回はあくまで「ヘルメス神」ではないし。
あと、原作では特に語られていなかったトレッドミルの向き、今回はゲームに使う奴だけ向きをひっくり返したという設定に。
私もあれなんで後ろに窓があるような置き方するのか疑問だったんですよねw。
今日の櫻井さん、ジムの会員。
今回は櫻井さんに加え、六部主人公徐倫役のファイルーズあいさんも参戦しています。
…でもファイルーズあいさんがジムにいたらそれは「ダンベル何キロ持てる?」なんよw。紗倉ひびきなんよwww。
今までは「殺した」という事実だけが語られていましたが、今回はドラマオリジナルキャラ、「トレッドミルを横取りしたチャラい会員」の死体があることでより「人殺し」としての面がくっきりとしています。
ゲームを中断しようとしたら指をへし折られる露伴先生。ドラマ版、手首支えず片腕でベキッと行ってます。
ヘブンズ・ドアーで陽馬を本にする露伴先生。ドラマ版のヘブンズ・ドアーは本にした相手を気絶させるので基本無力化。
…この時逃げればよかったのに面白そうなネタは逃げずに読み耽っちゃうのが露伴先生…。
ちなみに今回の陽馬の本はトレーニングノート風。キッチリした性格が出ております。
読み続けているうちに雰囲気が変わり、やがてその内容は狂気を孕むように。
そして…陽馬は自分の邪魔になる物を「取り除いて」いた。原作ではもうちょいストレートに「殺害済み」とやっていましたが、ドラマ版では表現だけはちょっとオブラートに。
あと、原作のミカの所、他の殺したやつが普通の正面からの写真なのに対し、ミカがけちょっと可愛い感じになってるの、一応陽馬も恋人のことはちょっと想っていたんだろうなとか思ったり。
例の会員の死体を調べていたら陽馬が復活し、後ろ向きで窓ガラス破壊。
原作にもあった流れですが、ドラマ版だとやっぱ後ろ向きで走ってダンベル投げるの大変なのか、直接投げて窓ガラス割る所は映さず。
ある意味本作最大の変更点。原作では本気で反省し、アニメでは周囲にビビり倒す程に追い詰められていた露伴先生ですが、ドラマ版ではそんなヤバい奴を前にしてなお、最後まで「読みたい」と願ってしまうというそれ以上の狂気を見せつけた。
すげーぜ露伴先生…ここに来てまさかのパワーアップ!
割れた窓ガラスを背にゲームを再開する露伴先生と陽馬。
ドラマ、暗くてちょっと見にくいですがw。
ゲームを制したのは陽馬だったが、露伴先生はヘブンズ・ドアーで陽馬に「スイッチはこちらに向けて使う」と書き込んでいたため見事生存。
直接落ちた描写は流石にキツすぎたか、ありませんでした。
原作では「今は逃げるしかない」と「逃げる(ザ・ラン)」とかけていましたが、ドラマではそういうのは無し。
その代わり、落ちたはずの陽馬の声が聞こえてビビり倒していました。サイコスリラーというよりはガチホラー感が。
その後、露伴から聞いた事件について調べた所、それらしい事件を発見。
ミカ、原作ではボルダリングルームの壁に埋められていましたが、ドラマ版では「六壁坂」にて発見されたことに。
新たなネタを前に狂気的な笑顔を見せる露伴先生。…この人もこの人で十分ホラーだな…w。
<一言>
実質2エピソードなので画像数が多い!