第十一話
~やっぱり…合わないみたいだ、僕達は。~
コンロン村の守護竜ヴリトラを復活させるため、「ラストダンジョン」前にて儀式を行うことになった一行。
ラストダンジョン。それは「魔王」と呼ばれる存在を封じ、眠らせている「最果ての牢獄」だった。
ユーグの三分クッキングによって無事アルカから分離したらしいヴリトラ。だが、その影響でアルカは子供並の戦闘力に落ちてしまう。
とりあえずあとはヴリトラ復活を待つだけ。ロイド君達はアザミ王国に戻ることにする。
そんな中、ユーグはアルカを連れて森に来ていた。
突然アルカを落とし穴に落とすユーグ。ユーグはアルカを裏切り、「計画」を進めるために行動を開始する。
<今日の一枚>
普段より遥かに弱体化しているハズのアルカ村長に脅されビビるマリア・アザミさん。
<ポイント>
○物語
・いよいよ動き出した敵。そしてまさかの裏切り者の発覚!
・策略によって離れ離れになった面々。しかしその中でも動き出す者も。
・力を失ったチートに伝える、「弱くても戦うこと」の意味。誰よりも弱く、誰よりも強いヒーロー、それがロイド君。
○ユーグの三分クッキング
アバンからおざなりなヴリトラ。君普段からこんな扱いなのねw。
そんな中昨日の夜のことから気まずいロイド君とリホ。リホ、正直気のいい姉御肌ヒロインぐらいに思っていたらいつの間にかメインヒロインの座に収まりそうな…w。
最果ての牢獄、ラストダンジョン。
「ラストダンジョン前の村」ってロイド君の力をゲーム風に例えた言い回しだと思ってましたが、まさか本当にラストダンジョンの前に村があったとはw。
ちなみにユーグ曰くこのダンジョンはみんなが思うような「お宝が眠っている迷宮」ではなく、「この世を滅ぼすような魔王達が眠る牢獄」と言っていましたが、ダンジョンという言葉自体が「地下牢」を意味しているので、実は使い方としてはこちらの方が正しいという。
そしてラストダンジョンをカモフラージュするためにドワーフによって他のダンジョンが作られた。「ラスト」ダンジョンなのに最初なのね。
これを学会に紹介するにはまずコンロン村とドワーフの存在を証明しなければならない。そんな村の存在をあっさり認めていた辺りヒロインズの受け入れる力って凄かったんだな。むしろミコナ先輩のようなリアクションの方が正しいんだな。
「自分一人でモンスターを倒せない」と謙遜するロイド君。ある意味正しい。
でも、支えてくれる誰かがいるのは弱さじゃないというのも何度も語られていることです。
ユーグ君コスプレシリーズ、学者。ユーグ君…ある意味ヒロイン枠で見られてないかw?
禿丸丼名物「微妙に間違えて覚えている名前」。今回はユーグをずっと「ユング」と呼んでいました。
聞き取るのが苦手なんです。
アルカの力の源、それはこのラストダンジョンの力をヴリトラを利用して引き出したものだった。つまり魔王達の力をお借りしてたわけか。自力じゃなかったのね。
どうやらラストダンジョンの中に封じられているのは人々が「何となくそういうもの」と認識しているもの、わかりやすく言えばとんでもない力や世界規模の魔法とのこと。アルカのチート力はそれを引き出したもので、反動を守護竜であるヴリトラに負担させることでほぼノーリスクで力を使っていたという感じだろうか。
ユーグ達はその力を「古代文献」や「おとぎ話」で外の世界にもわかりやすく伝えてきた。それが「魔王」の正体。
もしそうならロイド君がアバドンやアールキングといった面々を「魔王」として認識しなかった理由もわかってくるんだよな。ロイド君にとって魔王とはある意味概念的存在だから、どこまで行ってもアレは「デカいイナゴ」とか「動く木」としか認識しなさそうだし。
ちょいちょい怪しい態度を取るユーグとそれを見逃さないリホ。リホ、普通に優秀だ。
ちなみに何度か話題に上がる「ロイド君がアバンで抜いた聖剣」はラストダンジョンの鍵だった。
何で抜けちゃったのかは知らないけど…って、そこにいるロイド君がアバンでサクッと引っこ抜きました。
…これ、抜けた剣も凄いけどロイド君も相当なものなんじゃないか?
喋るベルトのヴリトラとの別れを寂しがるセレン嬢と嬉しそうなヴリトラ。
ヴリトラ、ほとんど小西さんの素じゃねw?
ユーグ君コスプレシリーズ、料理人。
そして始まる3分クッキングw。BGM、中々にアウトだったぞwww。
まずはバラ肉を叩いて丸めてベルトを巻きつける。
その肉をフライパンに入れて強火で全体的に焦げ目をつける。
バラ肉を休ませている間に鍋に醤油、お酒、厚めに切ったショウガと長ネギの青い部分、特殊な培養液を入れる。
肉を塩で清め、得体の知れない装置に入れ、鍋に入れて強火で沸騰させた後弱火で3時間煮込めば完成。
ちなみに培養液と装置が無いとただのチャーシューの作り方になります。お試しあれ。
ヴリトラと完全に切り離されたたため力を失うアルカ。それに対し復讐しようとするも、アルカの余りのプレッシャーにビビるマリーさん。
…マリーさん、ここに来てかなり小物化したなぁw。やっぱ絶対逃げない姫騎士から魔女にジョブチェンジしたのがまずかったんじゃないでしょうか茅野さんw。
○裏切りのプレリュード
悲報、ユーグ裏切る。OPで登場するシーンがソウの前だったのはそういうことだったのね。
ヴリトラは先の儀式で完全に封印され、アルカはその力を失った。魔王封印のノウハウが役に立ったって、あれチャーシューの作り方じゃねぇか。
ユーグの目的は魔王を解き放ち世界を一旦リセットすること。やってること「ゴジラ/キング・オブ・モンスターズ」のサノスおばさんと変わんねーな。ソウ、ショウマはユーグの協力者だった。
しかしこれがユーグの言う「計画」としたら、前回の会話からアルカ村長も一度それと同じことをやろうとしていたことになるんだよな。
あと、ヴリトラの過去もこの計画と何らかの関係がある様子。最終回で決着まで含めて全部やれるか?
マリーをビビらせ、他の面々と共に先に帰し、ロイド君はアルカを心配させて帰りを遅らせる。
その間にゲートを壊してコンロン村の連中が来れないようにしておく。それを一人でやり切るとは…役者やでぇ…。
しかしロイド君まで封じるとは。一応村で一番弱い少年なんだし、ショウマ、ソウ辺りなら対応可能だと思うけど…。
実は本人が気づいてないだけでコンロン村的にも一、二を争う秘められた力の持ち主とか?
ユーグの誤算その1、メルトファンの乱入。
メルトファン、コンロン村に飛ばされてから謎の強キャラムーヴかますようになったなw。
すっかり村に染まって…ロイド君より強いんじゃないかw?
ラスト、月夜を駆けるロイド君とアルカ。
ゲートは壊されたけど、アルカには考えがある。
全員準備完了!いざ最終決戦へ!
<一言>
figmaは贅沢としても、ねんどろぐらいは出ても良かったんじゃないかな「ラスダン少年」。