我らゴブリン村① | 元祖!神脳味噌汁「世界」

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そうぞうりょくをときはなて!がんそ!かみのみそしる「ざ・わーるど」!

 

ゴブリン。

 

スライムに並ぶ雑魚モンスターの代表格で、醜悪な姿で欲望のままに悪事を振舞う小鬼。

基本は無双されるような連中だが、その狡賢さからたまに相手を出し抜くこともあり、ウ・ス=異本では竿役になることも多い。

 

そんなゴブリン達が遂にこの異空間にやって来て、

 

 

 

現在死にかけている。

 

ゴブリンA「嫌だ…死にたくない…俺にはまだヤらなければいけないことがあるんだ…!」

ゴブリンB「俺…この戦いが終わったらあの子に告白するんだ…!」

ゴブリンC「俺に構わず先に逝け…!」

 

 

 

アスナ「…何でこんなことになってるんだっけ?」

 

 

 

・真・ミソシルファイト外伝

我らゴブリン村

第一話「襲来!ゴブリン村!」

 

 

~ちょっと前、異空間しんりんちほー~

 

 

獣「ワオオオオオン!」

 

 

 

アスナ「♪~♪♪~

 

 

…さて…と。」

 

 

 

アスナ「さっきからずっと私の後付けてきてるよね?何か用?」

 
 
 
ゴブリンA(棍棒)「ゴブゴブゴブ…気づいていたとはな…!」
ゴブリンB(剣)「中々出来る奴みたいだな…!」
ゴブリンC(石)「お前いつの間に「ゴブゴブ」なんて笑い方始めたんだ。」
ゴブリンA「うっさいわ。キャラ付け大事だろうが!」
 
 

 

ゴブリンA「とにかく、お前話しかけろよ!」

ゴブリンB「やだよ、お前が言い出しっぺなんだからお前が話しかけろよ。」

ゴブリンA「え~でもあんな美人に話しかけるの俺慣れてないし…。」

ゴブリンC「俺そもそもインドア派だから早くお家帰りたいんだけど。」

 

アスナ「ねぇ、もう行っていい?」

 

 

 

ゴブリンA「あ!ちょっと待ってちょっと待ってお姉さん!」

ゴブリンB「頑張れ~。」

ゴブリンC「骨は拾ってやるぞ~。」

アスナ「?」

 

 

 

ゴブリンA「実は…俺達、ゴブリンの村の若者で…何かこの世界に迷い込んでしまいまして…今はこの森を根城にしてるんですけど…。」

ゴブリンB「頑張れ~。」

ゴブリンC「その調子~。」

 

ゴブリンA「それで…森を見回っていたらお姉さんがいて…で、すっごく美人で…俺達好みで…で…もしよかったらなんですけど…。」

アスナ(…これ、ナンパ?ゴブリンなのに真面目なんだなぁ…。)

 

ゴブリンA「人間のお姉さん!俺達の性欲処理用肉袋にするので大人しく付いてきてください!」

 

 

 

 

 

 

 

 

~現在~

 

 

<BATTLE:アスナvsゴブリン村>



 

ゴブリンA「このアマ!下手に出てれば調子に乗りやがって!」

アスナ「どこが下手だったの!?あんなこと頼まれて「はいわかりました」なんて言う人いないよ!?」

ゴブリンB「俺達がわざわざ頭下げて頼んでやったのに。面倒くさいな…!」

アスナ「何でそっちが妥協したみたいになってるの!?あと頭下げてないからね!?貴方達!」

 

 

 

ゴブリンC「兄貴~俺帰りたいよ~。」

ゴブリンA「馬鹿野郎お前!人間風情にあそこまで馬鹿にされて悔しくねぇのか!?」

ゴブリンB「お前にはゴブリンの誇りが無いのかよ。」

ゴブリンC「え~、でもさっきの攻撃の感じだと多分あの女滅茶苦茶強いぜ~?」

 

 

 

ゴブリンA「おい、あの女のことよーく見ろ。気品があって、凄く優しそうで、それでいて芯の強さを感じられる凛とした雰囲気もあるだろ?」

ゴブリンC「まぁ…確かに…。」

ゴブリンB「想像するんだ…そんな人間の女を力でねじ伏せ、欲望のままに嬲り者にした時の泣き叫ぶ声を…!」

ゴブリンC「…!」

 

 

 
ゴブリンC「兄貴…俺…ヤる気出てきたよ!」
ゴブリンA「よっしゃその意気だ!それでこそゴブリンだ!」
ゴブリンB「うっし!ヤってやろうぜ!」
 
アスナ「…もう行っていいよね?」
 
 
 
ゴブリンB「あ、すんません。もうちょっとだけ待ってもらえます?すんません。」
ゴブリンA「よし!作戦会議だ!」
ゴブリンC「アイアイサー!」
アスナ「…付き合う必要無いはずなんだけどなぁ…。」
 
 
 
ゴブリンB「でも実際あいつは強い…普通に挑んでも多分勝てないぞ?」
ゴブリンA「任せとけ!別の世界では三人の連携で敵を倒す必殺のフォーメーションがある!俺はそれを一つ知っている!」
ゴブリンC「おぉ…何か凄そうだな!」
 
 
 
ゴブリンA「よっしゃイくぜ!ガイア!オルテガ!マッシュ!ジェットストリームアタックを仕掛けるぞ!」
ゴブリンC「おーっ!」
ゴブリンB「ガイアとオルテガとマッシュって誰だよ。」
 
 
 
ゴブリンA「突撃ぃ~っ!」
アスナ(ガンダムネタかぁ…実はあまり詳しくないんだよね…。)
 
 
 
ゴブリンC「で、この後どうするんです?」
ゴブリンA「知らね。お前知ってる?」
ゴブリンB「いや、何で俺が知ってるんだよ。」
 
 
 
 
 
 
 
 
ゴブリンA「ちくしょう…何故だ…!」
ゴブリンB「俺、尻刺されたかも…!」
ゴブリンC「やっぱ帰りたい…。」
 
アスナ「はぁ…ねえ貴方達。このまま大人しく帰って、二度と人前に姿を見せないなら許してあげるけど?」
 
 
 
ゴブリンA「てめぇ人間の癖に!ふざけやがって!」
ゴブリンB「お前みたいな女には俺達の恐ろしさを刻み込んでやらないと気が済まねぇよなぁ!」
ゴブリンC「舐めたらあかんぜよ!人生舐めずに俺の〇〇〇舐めな!」
 
アスナ「…。」
 
 
 
シュバッ!
 
ゴブリンA「よし!取り囲んだな!」
ゴブリンB「これで逃げ場はないぜ!?」
ゴブリンC「いっせーのせ!で行こうぜ!」
 
ゴブリンA「よし!」
 
 
 
ゴブリンA「1,2の3!…ってあれ?」
ゴブリンB「き…消えた?」
ゴブリンC「ほら~、掛け声「いっせーのせ」にしなかったから~。」
ゴブリンA「んなことよりあの女どこに…。」
 

 
こんな感じの話が何回か続きます。
<つづく>