航空会社のクレジットカードとの提携カードが、
サービスの拡大スピードを速めている。
航空券等の購入で「マイルを貯める・ポイントと交換する」という使い方から
踏み込んで、旅行を楽しむためのツールとしての付加価値が充実してきた。
旅の気分は空港から――、全日空(ANA)など航空会社は、
フリークエントフライヤーを対象として空港内に専用ラウンジを設け、
旅のスタートにあたる空港から、くつろぎを提供してきた。
このような流れの中、全日空とアメリカン・エキスプレスと提携した
「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」では、
今年10月からカードの利用ポイントと交換することでANAの空港ラウンジが
利用できるサービスを始めた。
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、
日常の利用で100円=1ポイント=1マイル貯まるポイントが、
ANAグループ(航空券や機内販売など)で利用した場合はポイントが2倍。
さらに、ポイントには有効期限がない。またANAグループ便の利用で
搭乗ボーナスマイルが、区間基本マイレージの+25%になるなど、
ゴールド・カード利用者ならではのメリットを提供してきた。
今回、さらに旅行にスポットを当ててサービスを拡充し、
ANAがエリート会員限定で提供してきたサービスも一部利用
できるようになった。
今回、ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード限定の新特典として、
ANAラウンジ利用クーポンや、空港お土産ショップANA FESTAクーポン
などが加わった。
ANAラウンジ利用クーポンは、ANA国内線を利用する際に、
搭乗手続きを済ませた後、搭乗時刻まで対象の国内空港にある
ANA LOUNGEを利用することができる。
クーポンが利用できるようになったANA FESTAは、
ANAが就航する国内の34空港で運営されているギフトショップで、
各地のお土産品等が取り揃えられている他、ドリンク・軽食も楽しめる。
いずれも空港で、ゆっくりとくつろげる施設で、空港に着いたときから
日常と異なる旅の気分が楽しめる。
なお、ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、
2012年1月31日までの申込みで最大43000マイル相当が獲得可能な
入会キャンペーンも展開中。
旅行へのニーズは国内、海外を問わずに拡大している。