最後にブログを更新して早6年が経過しており驚いております。このブログを書かなくなったのは私が一社会人として相応に多忙で相応に満たされていた結果であると考えていただけると幸いです。


急に6年前からの続きになります。


自分のネガティブな思考をポジティブ(もしくはポジティブでなくてもよりライト)に変換した後のトレーニングです。


まず、自分のネガティブな思考を理解して、ポジティブな言葉に変換できるようになっていればこのトレーニングは7割がた完成してると思って差し支えないです。


しかしながら、のこり3割が再発するか否かを分けるファクターだと個人的には思っています。


自分の思考をネガティブ→ポジティブに変換できるようになっていれば、おそらくあなたはすでに職場に復帰していたり、別の会社でも社会復帰している可能性が高いと思います。もしその状況になくても担当医からは「そろそろ仕事を初めてもよい」という言葉を受けて自分が寛解したと感じる方も多いと思います。


しかしながら本当に大変なのは病気であった自分を社会という現実にアジャストさせることです。


抗うつ薬を服用し続けた方であれば尚更、離脱症状で苦しみながら、精神疾患に理解のない社会に放り出され再発するリスクを抱えることになります。


トレーニングの最後のパートは社会に出た上で、あなたの心と体を守る実践的なものになると思います。


私の実体験を基に説明をします。


私は一度社会復帰を焦った結果として、かなり問題のある(いわゆるブラック企業)に半年ほど勤めてよくなりかけた精神を再びマイナスに落としたという経緯があります。


その後医師の指導の基で認知行動療法を続け、かなり自分の思考と精神をコントロールすることができるようになり、結果として過去に経験していた技能を活かす新しい仕事に就きました。


過去に経験していた仕事とはいえ、実社会は厳しく、落ち込むことも日々ありました。

その中で医師の指導を基にした私独自の方法に辿り着きました。


かなりもったいぶっていて恐縮ですが、単純な方法です。


ストレスを感じた時にそのストレスの要因をポジティブに変換します。それは医師の指導で行なっていた認知行動療法そのものです。


しかし、私が工夫したのは、ポジティブに変換した思考を言葉にして発するという方法です。


どんなに小さな声でも良いです。イラっとしたり不安になったらまずポジティブに変換して、変換した内容を口に出しましょう。もちろんポジティブワードであっても職場で急に脈絡のない言葉を大声で吐けば変人扱いです(笑)

気づかれない程度に小さな声で構いません。ポジティブに変換して声に出しましょう。


例えば、仕事中に理不尽なクレームを受けたとしましょう。その時ネガティブな思考なら「なんで私ばっかり」「こんな案件にあたってアンラッキーだ」はたまた「私は職場で嫌われてるからこんな案件を回されているのでは…⁉︎」などネガティブベースで考えるとキリがありません。


そこでまずこれまで練習した通りにポジティブに変換します。

「こんな難しい案件を任されるなら私はよほど認められてるのでは⁉︎」「このクレーマーが私にイライラを吐き出してスッキリするなら私はこの人を救っているのだな」「しょせん仕事、どんなクレームを入れられても私個人を攻撃してるわけではない」変換の仕方は様々です。


そして、次にこれを言葉に出します。自分の口で、小さな声でも良いです、ポジティブワードをそのまま口に出します。


至極単純な方法ですが、これは経験上効果覿面です。ポジティブな思考をすること自体もかなり有効ですが、言葉にする際に脳を動かす、発した言葉を耳で聞いて理解するために脳を動かす、これを繰り返すことによりあなたの脳は自然とポジティブを受け入れるようになります。


とても簡単でしょう?


少し恥ずかしいと思う気持ちがあるかもしれませんが、この方法は本当におすすめです。


6年越しの再会でしたが、次回が最終回になります。次は何年もあけずに数日中に更新したいと思います。

私の個人的な経験談を基にした話で万人に効果があるかはわかりませんが、このブログを見てメッセージをくれた方もいました。おそらく藁にもすがる思いだったと思います。わずかな人数でも私が経験したことを基にして暗闇から抜け出すきっかけを掴んでいただければ幸いです。