2020 5/25

 

 

緊急事態宣言が発令され、4月に続き、このStay Homeは続くよどこまでも...

と感じられた5月の始まり。

 

 

劇場、ライヴハウス、コンサートホール、音楽教室etc

 

自分も含め、私の身近な人達の職場、居場所は全て閉鎖されたまま、

 

クラシックのオーケストラに所属するプロも、名の知られないミュージシャンも、

みんな収入がゼロになった。

 

私の周りのミュージシャンは、スケジュールに融通がきくアルバイトをしている、

そしてそのバイト先はライヴハウスであったり居酒屋であったりで、

見事に全ての働く場所を失った。

 

YA○○HAなどの音楽教室を支える講師の人達(うちのBassのM君も)も、

仕事を失い、教室が再開されるまで収入はゼロに。

 

私「え?!6割の保証はないん?」

 

M君「僕らひとり親方扱いなんで、YA○○HAからは何も支払われないんですよ。完全にゼロっす。」

 

 

そうこう言っているうちに、うちの近所でのたまに私も利用していたスタジオが潰れた。

楽器のレッスンもやっていたスタジオなので、そこの講師のミュージシャン達も職を失ったことになる。

 

 

うちのマンションの1階に入っていた感じの良いBARにブルドーザーが入った。

 

私「お店閉められたんですか?」

 

工事の方「そうらしいです」

 

つい最近、お店の椅子を新調したところだったのに。

 

 

 

大阪のライヴハウスのIさんから、悲鳴に近いメッセージがあげられる。

 

この難局をどうにかくぐり抜けたい!お店を守りたい!

 

Iさんにお世話になってきたミュージシャン仲間から

「できることで恩返しがしたい」とメッセージがくるも、

その彼もその奥さんもミュージシャンで、自分たちにも余裕はない。

 

文化に救われて、それを自分の生き方に選んだ人たち、その生き方しか出来なかった人たちは、

すなわち、この世の文化の守り人なのだ。人生を懸けて、文化の灯火を守ってきた人々。

 

売れてて税金たくさん払えてるかどうかとかそういう問題ではない。

 

NHKの夕方のニュースを観ていると、Iさんがインタヴューを受けていた。

もう限界だ、という苦しさがにじみ出ていた。

 

ラーメン屋を頑張ってる人はラーメンの守り人。

 

カレー屋さんはカレーの守り人。

 

この世の平和を支えてきてくれた守り人たちが窮地に立たされていくことを痛感させられる日々だった。

 

そして改めて、私の日常の大切なものほぼ全ては不要不急と呼ばれるものの中にあると痛感した。

 

 

 

 

 

時を同じく、私がいつもライヴをやらせてもらっているお店も休業が続いていた。

 

ライヴハウスPAのMちゃんとは20年近い付き合いで、レコーディングエンジニアも務めてもらってきた。

 

休業中のライヴハウスで、私は自身のアルバムの本格的なレコーディングに着手することにした。

 

自宅で曲を書き、あらかじめ自分のトラックを宅録して、

ライヴハウスにサポートメンバーを個別に呼んでコツコツと録音を進めていく。

 

時間が出来たって素晴らしい。

いつもやってるライヴハウスで、時間を気にせずレコーディングするのも最高。

音楽に集中していると一気に世界が彩り豊かなものに変わっていく。

 

 

 

会場で自宅から持ってきたデータを移行していたら

 

 

 

 

「あれ?今日は開いてる」

 

黒猫ちゃんが覗きにきた。

 

 

 

2ヶ月半振りにドラムを叩いたというKさん!

無理難題に応えて下さり出し切って下さいました。

 

 

 

ベースのM君。君がいないと始まらない。

まだ仕上がっていない曲も含めこの後もよろしく頼みます!

 

 

作曲と録音を並行しながら作業を進めて、年内にはアルバムを発表する予定。

 

 

多分今年は、多くのミュージシャンが作品づくりに集中しているはず。

 

2020は作品当たり年になること間違いない。

 

 

 

 

一方

 

私の勤務先である学校も2ヶ月に及ぶ休校の中にあり、

未だ、入学式も健康診断も出来ていない状態。

 

4月から、研修を行う間もなく試行錯誤オンライン授業が始まり、

先生たちの悪戦苦闘の末、次々と新たな授業や、生徒とのコミュニケーションが始まった。

 

 

どんな課題ならみんなが明るい気持ちになれるか?どんな課題ならオンラインの良さを生かせるか?

 

 

考えた結果、私は中高生共に星野源さん「うちで踊ろう」のお世話になることに。

 

この題材を授業でオンラインで扱えたのは、音源のみならず、著作権フリーの楽譜など、

作曲者本人の許可がある素材の提供があったことが大きい。感謝。     

 

 

              「うちで踊ろうにチャレンジしてみよう!」

    

              ・楽曲を聴いてみよう

              (歌ってみよう、踊ってみよう)

              ・楽譜をよんでみよう

              ・主旋律を楽器で演奏してみよう

              ・先生が作ったアレンジを聴いてみよう

              (パートを聴きわけよう)

              ・主旋律以外のパートの役割を感じ取ろう、などなど

       

 

私が作ったコラボ音源や伴奏音源をもとに簡単な課題を少しずつ配信。

 

 

 

丁度その頃、中学三年生の国語で、短歌を作る課題が配信されていた。

              

              ・短歌の種を見つけよう

              ・定型に親しもう

              ・標語の続きを考えよう

              ・初句に続けて詠む

              ・結句をひねり出そう、 などなど

 

 

丁度、生徒たちが5音、7音の言葉を捻り出す課題に取り組んでいた頃に、

国語とのコラボで「うちで踊ろう」に代わるみんなの7音を募集することに。

 

そして集まったみんなの7音を使って、私が替え歌を作成。

 

アルバムレコーディングに参加してくれているメンバーに協力してもらい

生徒たちのための新たな音源をREC

 

 

そして、みんなに出来上がった替え歌を配信!

 

https://youtu.be/H0pOdHbdmj0

 

 

これは、各方面との垣根なしのコラボと協力の賜物

 

 

みんながおうちで笑顔になってくれたらいいな

早く会いたいね

 

そういう気持ちを込めている。

 

 

生徒からの感想もオンラインでぼちぼち集まりだした。

 

 

普段の授業で持ち物を絶対に持ってこない(主義?)

のS君から「さいきょう」という一言が届いた。

 

(俺たち最強)(コラボ最強)(休校最強)

 

一言で様々なものをイメージさせるSよ!お前はやっぱり最強だな!

 

 

学校は新緑に包まれている

自分を彩ってきてくれたものを糧に、

新しい学びを今日もスタートさせよう。