標題の基本方針について、
4月3日宮城県より提案されました。

【基本理念は「復旧」でなく『復興』!!】

基本方針の復興期間は大きく3つに区分されて…・

第1は…復興期(3年)
第2は…再生期(4年)
第3は…発展期(3年)

と区分された期間に見合う施策を当てはめて実行していく考えである…との事らしいです。

これまでとっていた無計画的な農林水産業、商工業、製造業の振興方針を抜本的に見直して、

環境保全や自然との共生などのテーマに対応した地域振興性の方向付けを打ち出すとの事です。

外部有識者を招いて、
県議会・市町村の意見を聴きながら、4月11日をメドに基本方針を取り纏め、4月末をメドに正式決定予定となる見通しとの事。

その中に盛り込まれる項目について…

【緊急重点事項】として
10項目を挙げた項目の中においては…

◆被災者の生活支援
◆公共土木施設とライフラインの早期復旧
◆被災市町の行政機能の回復
◆災害廃棄物の処理問題

などが挙げられてました。

以上が私が目にした事柄の抜粋になります。

◆そこで私なりに宮城県の震災復興基本方針を解釈してみました…◆

無計画な開発による農林水産業、商工業、製造業の施設と住宅地が近接していた事や入り組んだりしていた為に、それら施設の器材・建物が津波によって破壊され、災害廃棄物の固まりとなって…

さらに住宅地や農耕地を破壊して行った…

「恐ろしい負の連鎖」を災害によって教訓として得ました。
人命を失い、人々の生活基盤である家屋、生活の給与を得る職場までも失って…。

おそらく掲げられてる基本方針では…

■水産加工業・製造業などの施設は住宅地のブロックと規定の距離をおいて、建築しないと行政側も建築許可下ろさないとか…

■津波の被害を回避する為に住宅地は一定高度以上の山側に設けるが、環境保全や自然との共生などを考慮した街づくりのプランを持たせるとか…

などを検討しているのでしょうか。


写真や旅マップに出てくる「山形県の角館」は…

江戸時代の頃、フェーン現象による火事を原因とする街の延焼・類焼を避ける為『火除け地』を設けて、火事の場合は次のブロックの街への延焼を防いだ…。

首都機能が集中する東京も過去に…
関東大震災に見舞われて…都市機能が一時壊滅しました。

その際、復興大臣の「後藤新平」が言ったそうです…。

『(関東大震災による)被害は大きかったが、理想的な都市を建設するには絶好の機会だ』

今改めて先人の言葉を思い起こして…
知恵のある人には「知恵を出して…」もらい、100年後、後の世代人が感謝してくれる街づくりの復興を成すことが出来れば…
と願います。