商品力向上の手法ところが、その商品力向上の手法は、いかにも日本的なものだった。努力と工夫によって品質を安定させ、故障の少ない機械を作り上げたことは評価できるとして、コストダウンのために可能な限り合理的なー裏を返せば必要最低限の作りに、豊富なアクセサリーや上手な仕上げによって付加価値をつける、というやり方だったのだ。結果として、価格の割にはお買い得感のあるモノはできたかもしれないが、それによって慣らされた日本人は、いつしか「いろんなものがついているのが高級なんだ」と考えるようになってしまった。