輸入中古車専門のディーラーの話だ。
「20年ほど前、はじめて展示場を開いた頃は、国産ファミリーカー中心の、ごく普通の
店だったんですよ」
と語るのは、社長だ。
「そもそも、私の曾祖父が昭和2年から神田で自動車整備工場をしていた
(今も叔父が経営している)という自動車一家で、ウチも父がこちらで飯金塗装工場を
経営していましたから、私も物心つく頃には、その曾祖父が毎月送ってくれる
自動車整備専門誌に載っている当時の最新車を、憧れながら見ていたんです」
やがて一本立ちした社長が展示場を構えた頃には、それら往時の最新車はとうに絶版。