商売の上では、売れ筋のファミリーカーなどを扱ってはいたが、氏の心の中には、
古きよきクルマたちの残像が強く残っていた。

「とはいっても、当時は国産車も輸入車も、最新のものしか注目されない時代ですから、国産絶版車なんか二束三文。
『古いクルマを捨てるけど、いる?』と、持ち込まれたクルマをコツコツと直している
うちに、それが欲しい、という人が現れるようになった。