おじいちゃんはおかきが好きで
よく私が買いにいった。

ぷっーと膨らんだ丸い感じの
甘じょっぱいふわふわのおかき。

おかきを買いに行った帰りはいつも
おかきがええ匂いさせて誘惑してくる。

おかき『味見せえへんの?』

私『、、(ゴクリッ(゚A゚;))
、、アカンよ。帰ってからや。』

おかき『1個ぐらいバレへん。自分で言うのも何やけど、おかき旨いでー。』

私『、、知ってるし。』

おかきの誘惑を無視して歩く。
食べたいけど帰るまで我慢我慢。

せやけど、、ええ匂いさせよる。。

、、1つだけやったら、、。
、、!!!
アカンアカン!!

って思いながら
いつも誘惑に負けて最後には味見をする。

くぅっー!!!おいしい!!!
から、、もうひとつだけ。。

と1人で盛り上がっているうちに
家につく。

味見したのがバレないように
玄関で袋を整えて家に入る。

何事もなかったかのように
すぐにおばあちゃんに渡す。

バレていない。バレてない。

しかし、おじいちゃんはするどいのだ。

おじいちゃん『食べたやろ?』

私『!?、、おかき食べてへんで!』

おじいちゃん
『何食べたか言うてへんぞ?』

私『😱(((しまった!)))』

おじいちゃん
『怒ってるんちゃうぞ。食べたか聞いてるだけや。』

私『1個も食べてへん!いややなー。』

そこから

おじいちゃん『食べた!』
私『食べてへん!』

という押し問答がしばらく続く。。

おかきを買いに行った日あるあるやった。

、、今から考えたら
おかきなんて匂いのするもん
バレてるわな。

おかきの匂いがしてるのに意地でも
『食べてへん!』と言いとおす
私との押し問答は
おじいちゃんと私のコミュニケーション
のひとつやったんかもしれへんな。

ふわふわおかき見たら
おじいちゃんとの押し問答を思い出す。

ええ思い出をありがとう。



4輪目に続く。。