僕がこの世界を生きる上で今日までの数十年、
ずっとこの世界には光と闇があるんだなと思っていた。
光の方はポジティブ、ワクワク、楽しい、悩み知らずなイメージ。
闇の方はネガティブ、しんどい、辛い、悩みばかりなイメージ。
この地球は月だけでは生きれないから太陽があるように、
我々人類も光と闇の両方があるから、今日まで生きるをエンジョイできる。
しかしここ最近は、
エンジョイが淡々と闇のベクトルが強まりすぎたのか、
それか、闇も光も強さは本当は同じはずなのに、
人々はどうしてもマイナスなところに目を向けてしまう事が原因で、
全体がネガティブ寄りな世界になってきた気がする。
一人一人個人で分けていくと、ポジティブ寄りな人間もたくさんいますが。
楽しむ欲も、悲しむ欲も、
全部捨ててしまえば、
人間は人間ではなくなると、そう誰もが思うだろう。
しかし、それら欲を捨てれた時に、
ニュートラルになった先に、
もしかしたら本当の幸福や自由があるのかもしれない。
光でも、闇でもない。
そういえば、
兄と過ごしてる時間もそんな感じだった。
楽しくも、寂しくもない。
ただそこにいるのが当たり前。
生まれた時から双子だったから余計に、
側にあるのが当たり前。
無に近い感情なのに、隣にそれは、在る。
それがなくなるまでは、実はそれがなくなると足りなくなるなんて思っても見なかった程に、
無に慣れすぎていた。
つい先日も、妹の娘と過ごした中でのある瞬間もそうだった。
側にいるのに、無。
なんだけど、心地が良い。
まるで兄と過ごしたあの日の感覚を思い出した。
今日は天気がなんだかすごくいい。
このままぼーっと窓から空を見ている瞬間が、
何も考えずにいられるその瞬間が、
一番、幸せです。