誰かの不幸の上に誰かの幸せは成り立っている

⚫︎みなに幸あれ(2024)


看護師の孫娘が久しぶりに田舎の祖父の家を訪れる。

祖父母の様子がおかしく、2階奥の部屋が怪しい。


 私の10段階評価

ストーリー 5

世にも奇妙な物語を観ている感覚

地味な「え…」の感情が何度もあった


怖さ 3

怖くないです

ハラハラしない

ビックリ!もない

奇妙な怖さ


惨虐性 4

嫌な気持ちになります

血のシーンあります


性的描写 1

無いけど祖母が…



 私の感想

コチラの作品は公開前から気になっていました。

凄く怖いホラーを期待していたので…

あぁぁぁぁ


最初は奇妙で面白った!

特に祖父母が怪しくて、演技が変で、行動が変で、言ってる事が変で、最高でした。

怖さは全然無いけど、奇妙で違和感があって凄く引き込まれたのですが!

ですが、、、

2階の奥の部屋の謎が解けてから酷い話しで不快感が大きくなりました。

「誰かの不幸の上の幸せ」この言葉大っキライ!


この世の中、勝ち負けがあって、合格不合格があって。。。

負けや不合格があるから、勝った人、合格した人は幸せや喜びを感じる。

だけど負けた人、不合格の人のおかげで勝者が幸せを感じるわけじゃない!

敗者は悔しくて悲しくてたまらないけど不幸ではない!

貧しい国のおかげて、裕福な国があるわけじゃない!

私のように地味に平凡に働く人間のおかげで、裕福な暮らしをしている人間もいるけど、だけど私は不幸じゃない!

この作品を観て、私は心の底から怒りが湧いて、

勝ち負けにこだわってる自分自身にも怒りが湧いた。

私は何を悩んでいるの?何を心配しているの?


そしたら、負けたっていいじゃん!って気持ちが溢れ、ずっと悩んでモヤモヤしていた気持ちが吹っ飛んだ。

一生懸命やって負けたら不幸なの?

不合格だったら幸せになれないの?

認めてもらえなかったら不幸なの?

って自問自答できた。

私は不幸じゃないし、私の子供達も不幸じゃない。

負けたって、不合格だって不幸じゃない。


誰かを不幸にしないと幸せになれないなんてリアル生贄でホントに酷い話しです。