凄くダークで凄くファンタジー

●パンズ・ラビリンス(2006)

争いが続く時代、母と娘は再婚相手の屋敷に住む事となった。
再婚相手の父は、娘に対して酷い態度だった。
娘は妖精と出会い自分が別の世界の王女だと伝えられ、3つの試練を受ける事に。

 私の10段階評価

ストーリー 8

内戦後、独裁政権との争いが続く時代の悲しい情勢や理不尽さに複雑な気持ちになります。

魔法や妖精が出てくるので凄くファンタジーです。


怖さ 7

霊とかそういう怖さは無いです。

独裁者の怖さです。


惨虐性 8

凄くイヤです

酷いです


性的描写 0

無いです


 私の感想

なんとも言えない気持ちになる…

とても悲しいダークファンタジーです。

母を想う子供の優しい気持ち。

服を汚してしまったり、誘惑に負けてしまう、子供らしい行動…とても優しく可愛い娘ちゃん。


それに対して再婚相手の父親は本当に酷い人。

冷酷で凄くイヤです。

鬼です。鬼!


心霊や悪魔系が好きな方には物足りないと思いますが、残酷で冷酷でとても怖い作品です。

ですが、おとぎ話しの世界がたっぷり染みていて凄くファンタジーです。

だけど目の無い化け物が妖精を食べちゃうシーンは進撃の巨人に見えましたぁぁぁ。


ラストはなんとも言えない複雑な気持ちになると思います。