私は地球温暖化対策として海水表面の温度を下げ、台風の発生を抑制しようとの提案をしてきていましたが、地球温暖化対策としての台風の重要度に気づき、改めて台風を管理する方法について私のアイデアをまとめてみたいと思う。

地球温暖化対策として台風は大気の冷却に大きな効果を持っている。大気の持つ熱エネルギーを運動エネルギーに転換し放熱することで温暖化防止に大きな力になっている。問題は温暖化により台風の規模が大きく成り、陸上に及ぼす被害が大きく成っていることだが、対策として陸上に近づいた時、台風を弱らせること、及び台風が陸上に影響しないよう進路を作ることだ。

台風を弱らせる方法としては、台風進路の海水温度を下げ27℃以下にすること、又は台風上空に冷水をまき、雲を雨に変え雲量を減らす事が対策として考えられる。

台風進路を変える方法は現在人類は持っていないが、発生するポイントを変えることで、陸地に影響のない台風を作れないかと考えている。

現在台風の発生場所はフィリピン沖の海上に限られている。原因は海水温が高い為と

言われているが海水温度は太平洋全体で高く海水温度だけでは考え難い。台風の発生には巨大な積乱雲と上昇気流を作る熱源が必要で、海水より比熱の大きい岩盤が上昇気流のもとに成っているのではないか。地図を見るとフィリピンの東には多数の島が存在し太平洋の中央にはハワイ島以外に島は存在しない。ただハワイ諸島近海の海水温はフィリピン沖より低いのでここでの台風発生が無いと考えられる。

もし南鳥島付近で台風が発生すれば太平洋上での大きな嵐には成るが人類への被害が少なく大気冷却効果のみを期待でき、もし陸地に近づいた場合は台風への冷水散布で威力を落とすことができるのではないかと期待している。人工的台風発生について今後検討を進める必要がある。