いよいよ太陽温水器の完成です。屋根にセットしてお風呂の浴槽に水を張りその水を循環させる事で浴槽の水をお湯に変える実験の開始です。しかしここでまた一つ問題が発生。システムの中の空気をすべて水に置き換えなければ水は循環しません。ポンプは浴槽の水を洗濯機に移す小型のポンプで通常揚程能力は2m程度です。しかし実際に稼働してみると2.5mの高さにセットした集熱器に水は送られているようで、時間と共に集熱器は膨らんでいきますが空気を押し出す事は出来ません。そこで真空掃除機で出口から空気を抜く事にしました。こうすれば掃除機に多少水を吸い込みますが苦労なく空気を抜き取り循環をさせる事が出来ます。

稼働結果は以下の通り

風呂の水量 200L 外気温度15~20℃  スタート水温15℃ 

スタート時刻AM10時 停止時刻 PM2時 最終水温27℃

残念ながらそのままお風呂として入れる温度では有りませんが、12℃も温度が上がった事は間違い無く有効な温水器です。夏で有れば間違い無く40℃以上に上昇出来る計算。日本の二酸化炭素排出を少しでも減らせる有効な設備と成るはずです。