仕事の合間に、先々週は『探偵はBARにいる』、そして一昨日は、『猿の惑星 創世記』を見た。
全くタイプは違う作品だけど、どちらも、良質なザ・エンタテイメント。
やっぱり映画はいいなと思わせてくれる両作品だった。
『探偵はBARにいる』は、人の感情の表と裏の見せ方が見事でかなり好み。
例えば息子の死を金に変えているダメおやじが、死に間際に動物園に纏わるある想い出話をするとか、その動物園で危険な状況に足を踏み入れるべきかどうか悩んでいる大泉洋さんに、松田龍平さんがたった一人の友達を失いたくないと言うとかとか。
脚本の構成が緻密であり繊細であり、人間ドラマとしての魅力が詰まっている。
正直、メインの謎は大仕掛けでないものの、キャラクターの動きと関係性の描き方でだけで、物語をけん引している。
そしてラストの小雪さんのシーンは、美しかった。
続編が楽しみ。
『猿の惑星 創世記』は、物語の大半は猿が出て来るのだが、気づいたときにはその猿に感情移入している。
見ていて『第9地区』を思いだした。
また構成がしっかりしていて、ハリウッドはこうでなくちゃという見本のような作品。
年末にかけて見たい映画は一杯ある。なるべく劇場に足を運びたい。