学校らしき体育館の左隅に僕はいた。
年配のおじさんが僕の前に立って、「なぜ、ネットを張っていないんだッ! 試合が出来ないだろッ!」と激怒している。
こめかみの血管が浮き出るほどだ。
そういや少し前に、離れた場所で、そのおじさんが、マイクを手に何か話していたことを思い出した。
ただその時、年配のおじさんは、マイクのスイッチを入れずに話していた。このおじさん、何をボソボソ話しているんだろうと僕は思った。
そのことを指摘すると、おじさんは「そんなはずはない!」とさらに激怒した。
こめかみの血管が一層浮き出たように感じた。仕方ないので、僕はその場にいる友人と一緒に、バレーのネットを張った。
するとまたそのおじさんがやって来て、「誰がバレーのネットを張れと言った! 卓球のネットに決まっているだろ!」と言った。
こめかみの血管が見たことがないぐらい膨れ上がっている。何故、それが決まっているのか、ネットと言えば、卓球のネットなのかと僕が冷静に尋ねたら、おじさんの膨れ上がったこめかみが裂けて、血が噴き出し、倒れた。
友人がお前が殺したんだと言った。
へ?と思っていると、刑事が駆けつけて来て僕は逮捕された。
「これ、夢ですよね」と僕が尋ねると、刑事がニヤリと笑って、「さあ、それはどうかな」と言った。
そこで目が覚めた。
なんちゅう夢だ。
数日前は、僕はお地蔵さんになっていて、目の前にお賽銭やらお供え物をいろんな人が置いていき、その人たちのお願い事を永遠と聞く夢を見た。
執筆に入ると、いつも変な夢を見るんだよな。
さてさて、映画の第二稿に取り掛かろう。