遅くなりましたが、『パーフェクト・リポート』の第三話を見て下さった方々、ありがとうございます。

この第三話は、スケジュール的に一番タイトで、今までの中で最高スピードの日数で脚本を書いた回でした。でもその分、物語にかなり集中していたような気がします。遊軍それぞれの面々のシーンは、書いていて本当に楽しい。これだけ演技が出来る役者さんのセリフを書くのは、脚本家としてやりがいがあります。


余談ですが、第三話のラストで、白石さんが最後のパズルをハメようとして、蒼山がトイレに行こうとして崩すシーン。僕が脚本で書いたのは――。

蒼山「トイレ(と立ち上がり、よろめいてジクソーパズルの上に手を置き、全部床に崩れ落ちる。立ち去る)」でした。

それをあんな風に松雪さんが演じて下さって、完パケを見たとき、思わず吹き出しました。すごい。ひっくり返るまでやってくれている。パズルを足で蹴りながら立ち去っている……と笑いながらも、感動してしまった。


さてさて、第四話ですが、第三話のラストのシーンで、見えてきた蒼山の過去。

全貌はまったく明らかになっていません。来週の四話を見てこそ、分かる仕掛けを施しています。そしてさらにその先が見えてきます。

赤坂の方のドラマも五話に向けての序章がスタートします。

現在、かなり厳しいスケジュールになってきているので、もしかして第四話の放送前に宣伝出来ないかもしれないのですが、今まで回とは、脚本の構成上も、話自体もタイプの違うものにしています。是非、見て下さい。