日が経ってからもまだ予定の詰まっていた反動でまったり過ごしています(笑)

 

 

宙組公演千秋楽の翌週に旅行の予定も詰め込んでいました。きっかけは少し前の記事で紹介した吉田松陰を題材にした舞台“松陰ラプソディ”です。

 

↑こちらの舞台で吉田松陰に興味を持ち、松下村塾が気になってすぐに旅行の予定を組みました。最初は1月後半を予定していましたが申し込んだツアーが中止となり汗2月初旬に変更。

 
・・・がパー
 
その予定変更となった2月がまさかの大寒波到来のタイミングとバッチリ被りまして(笑)オシャレなんて全部捨てて防寒対策全振りで向かいました。
交通手段は新幹線や飛行機など色々と考えましたが、今回はリーズナブルな船で向かうことに。これが功を奏するなんてこの時は思ってもいませんでした。
 
 
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↑というわけで南港~♪
駅からターミナルまでは距離がありますが、左側には既に船が見えていますねラブ
 
 
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↑私は神戸の海育ちで子供の頃に「さんふらわあ」や「オレンジフェリー」に乗ったことが何度かありまして、近い距離だと明石から淡路島まで今は無き「たこフェリー」に乗ることも多かったので船旅が好きでした。
一番長い旅だと小学生の頃に「ライラック」や「ラベンダー」で北海道に行った時でしょうか。
なので大きな船ほど揺れないということをよく知っていました。不安も全くなし。
 
けど妹は小さかったからあまり船に乗った記憶がないらしくおいで
「山口には行きたいけど・・・船はなぁ汗」とやや抵抗があるようでした。
子供の頃乗っていた観覧船であわや転覆!という出来事があったのでトラウマのようです。私も同じ船に乗っていたけど全然トラウマになっていないのでこれはもはや性格かも(笑)
 
それでもせっかく興味を持ってもらえたから気が変わらないうちに行こう!と半ばヤケでフェリーに賛成してくれました。
 
 
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↑乗船してすぐに恐怖感を取り除こうと「外に出てみる?」とワクワクで向かったら寒波と強風の為、まさかのデッキ移動自体が禁止でした(笑)
 
 
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↑仕方がないので窓から見える景色を暫し堪能にひひ
 
このフェリーは夕方から出発して翌朝北九州市の門司港に到着するのでここからはのんびり船旅です。
荷物を置いた後は他の人と同じように開店間際のレストラン前で並んでおくか?と思ったのですが、混まないように行動しようとしたら最初に行くべきはレストランではなくて風呂では??
と思い付き妹と慌てて大浴場へ向かいました。
すると大正解で先客は2人のみ!ゆったり足を伸ばして入ることが出来て幸先の良いスタートですOK
 
タオルやアメニティーが無いことは知っていたので個人で持ち込んでいましたが、ちゃんと大浴場には高級な馬油シャンプーやボディーソープがあって驚きました。
髪の毛しっとりでホカホカとレストランへ(笑)
 

 

 

↑この頃には既に出港していて窓から覗くと軽快に海の上を進む様子が見られました。

 

 
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↑船内のレストランはビュッフェスタイルになっていて夕食は大人1800円。朝は軽食が400円。
けど夕朝の二つを同時に申し込むと合わせて2000円という破格値になりますキラキラ4月からは値上げとなるようですがそれでも充分安い料金設定だと思いました。
翌日の朝食券をもらってから好きな席に座って夕飯タイム♪
 
たらふく食べた後は乗船してすぐに荷物だけ置いていた2等ツーリストゾーンへ戻りました。ここが今回の私達の宿です。
 
 

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↑こんな感じで船内にいくつか扉があって個室orカプセルタイプの2段ベットの小部屋が並んだツーリストがあります。
画像だと右手側に並ぶドアが個室で左手側に時々あるドアの先が2等ツーリストですね。
 
最初は二人一緒の個室にしようかと悩みましたが安く抑えたかったのと、別にここまで姉妹一緒である必要はなくない?ということで意見は一致しました(笑)
 
 
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↑カプセル方式といっても上下が同じ方向にならず互い違いになっていてペアで予約するとこの向かい合わせだけは連れと並んで取ることが出来るので特に支障はありませんでした。
強いて言えばこの階段前の間だけでも何か仕切りがあればもっとプライベートは守られるのですがあせる誰でもどうぞ状態(笑)
無人の時に撮りたいのに妹がいつまでも片付けていたので仕方なくそのままパシャリ。




(画像は公式より)


↑こんな感じで公式によると一部屋に30名までが定員で入れるとか?女性ゾーンは満席の為今回は男女同じゾーンに泊まりました。

 
レストラン等があるフロアと同じ階にコインロッカーはありますが、それ以外だと大事なものはカーテン中の布団スペースの足元に置いとかないとダメなのはややストレスかも。それでも
 
まぁ安いからいっか照れ照れ
 
と最終的には納得した私達姉妹でした。枕元にライトもあるしこの狭さもなんだかドラえもんの押し入れのようで悪くないですねウシシ
 
船の揺れは感じるもののカーテンで仕切られた個室で横になっているとすぐに眠くなって、あっさりと寝た1日目。
一応船旅に不安がある妹に合わせて週初めから寝不足気味に過ごしていたので気持ちいいほど眠れました(笑)ずーっと週末は舞台を観に行っていたし平日は残業もしていて普通に過ごしても疲れてはいたのですが。
ちなみに妹もビックリするほど爆睡して一回も起きなかったそうです。なんなら朝も私が「起きないと朝ごはん始まるよダッシュ」とギリギリに起こしました(笑)
 
 
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↑朝食はこんな感じ。盛り付けの雑さよパー
自由に盛れておかわりできますが、種類はこれだけです。飲み物はオレンジジュース(夜と違い100%ではない)か牛乳かコーヒーがありこちらもおかわり自由。ただし時間は30分くらいで朝の営業時間は短めです。
 
豪華な夕食の記憶はありませんが、この朝のパン食はうっすらと記憶にあって母親に「お昼までご飯食べる暇ないからこれしっかり食べなさい」とめちゃくちゃ勧められていたのを覚えていますおいで
多分大人も朝だけ安いので利用していたのでしょう(笑)
 
 
朝の5時半に門司港に到着してからは申し込んでいたツアーバスで早速山口県へ向かいます♪
 
 
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↑途中で別府弁天池へも寄りました。
写真で調べた通り本当にエメラルドブルーの綺麗な池でした。
銘水100選にも選ばれている有難いお水は蛇口が凍って開かずピンチでしたが、左右に細かくひねりながら段々と可動域を広げて何とか出すことに成功パー
 
財宝と長寿を手に入れられる有難いお水との事です。ペットボトルに汲んでお土産にする私達でしたが、他のツアー客は皆寒かったようでお水には目もくれず早々に去って行っちゃいました。
朝の7時頃で他のツアー客もいないから貸切状態ですウインク
 
 

 

↑川のせせらぎも心地よい音だったのになぁ・・・。
 
 
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↑前日積もった雪が残っていたものの最初は降っていなかったんですが、この頃にはチラチラと雪が降り出していました。
 
寒さ対策バッチリの服にして良かったです。
 
ひとしきり観光してからはいよいよ萩の城下町へ!
 
 
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↑松陰神社ラブ
 
自由に散策できるのかと思ったらガイド付きでしたあせる
けどこのガイドさんが神戸出身の方でお話もとっても面白くて楽しかった~拍手説明が終わってから更に長めに自由時間があったら言う事ありませんでした。
 
ガイドさんの説明を聞くと吉田松陰が開いたと思っていた松下村塾ですが、松陰は3代目だったんですね。 
松下村塾という名の由来はこの地が元々は松本村という名前だったところからきているそう。そういえば由来だけ聞いたことがあったなぁ・・・とどこで習ったか忘れてしまった事を今更思い出しました。
 
それから地元の人たちは親しみを込めて「松陰先生」と今も呼んでいるというのも昔見た「初めてのおつかい」に出ていた男の子が吉田松陰のカレンダーを買いに行くというミッションがあった時にナレーターがそんなエピソードを話していた記憶があります。
 
そしてガイドさん曰くこの松陰神社の敷地内には寄付で賄った建物があるそうですが、その費用5億円を千葉県にある銚子丸というチェーン店の社長(会長?)が支払ったとか。
「自分は吉田松陰先生の教えでここまで大きくなれたから」
らしいのですが・・・カッコ良い~拍手キラキラ
 
 
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吉田松陰はどの身分の者にも等しく学ぶ機会を与えるために昼夜問わず依頼があればいつでも勉強会を行っていたそうですが(農民の子だと早朝から昼間は畑仕事で来られないので普通の学校へは通えない&別の学校に通っている者もそちらが終わってから来られるように)
とにかくその勉強への意欲と体力・行動力には驚くことばかりでした。
もしかしてこの松陰神社の拝観時間が今も「境内自由」となっているのは吉田松陰がいつでも勉強の為にここを開いていたという伝統を守る為?とちょっと興味深かったです。一応現在は松下村塾等は夜間は戸締りをするそうですが。
 

 

 

↑・・・と、最初はチラチラだった雪が説明を聞きながら本殿近くに進む頃にはとんでもないことに滝汗
 
 
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ガイドから解散となり少し自由時間があったうちにサッと参拝を済ませて境内に飾られていた可愛い傘のおみくじと吉田松陰の名言つきおみくじを購入しました。
 
ここでも他のツアー客は寒い!!とそそくさと去り、参拝したのは私達だけでした。せっかく来ているのにもったいない汗
 
鳥居をくぐって参拝前に帽子を取って、さぁ!と階段を上がろうとしたらその上の屋根に積もった粉雪が横一列に一斉に滑り落ちる瞬間に立ち会えて「わぁ~照れ」と喜んでいたのですが、その現象は私達が参拝を終えて階段を下りる直前にも同じことが起こって、まるで歓迎されているみたいでとっても嬉しかったです。
 
御朱印を書いていただいている間に社務所でお話していたら「こんなに雪が積もるなんて滅多にないですよ」とも聞いてびっくり、良い日に行けたねOKと妹とホクホクの松陰神社の参拝でした。
 
 
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↑実際に吉田松陰がここで教えていたのは2年ほどしかないそうですが、その間の教え子たちがあれだけ大成したのだからすごい。そしてガイドさんから聞いて初めて知ったけど皆遠くから集まっているというよりもそのほとんどがこの近くに住んでいたのだとか。それもまたすごい。
きっと今日のような雪の降る寒い日もここからこうして外を眺めながら国の為勉学に励んでいたのではないか・・・と思いを馳せながらガイドさんのお話を聞きました。
 

 

 

↑とっても綺麗な雪景色ですよねラブ

 

もっとゆっくりしたかったけど集合時間も近づいてたので参拝後の時間があまりなかったのが本当に残念でした。
 
長くなるので後編に続きます。