遠征の翌日は“オペラ座の怪人”でした。
↑本日のキャスト。
メインキャストのお三方を拝見するのは、京都BB以来です。
“キャッツ”の千秋楽から少し間があったので、その間に橋元さんがファントムになるのかなぁ?と思ったのですが、千秋楽まで佐野さんの大連投で終わりましたね
佐野さん本当にお疲れ様でした
橋元ファントムに感激した3月の公演から、気づいたら2ヶ月も経っていました
もう少し色々な組み合わせも観たかったなぁ・・・と今更思います。
今日のファントムは京都BB以来の佐野正幸さん
《ザ・ミラー》の力強い歌声がカッコ良くて、第一声からさっそく私の記憶するお二方と違いました。
色々な演じ方で違いが出る事が好きなので、ここは嬉しかったです佐野ファントムは“怒”が大きいんですね。
でも隠れ家に連れて行く辺りのシーンは、とっても穏やかでスマートに感じました。
そして「大事な宝物を壊してしまわないように、なるべく触れない」ように見えた繊細な橋元ファントムに対して、
まるで「今大事な宝物が自分の手の届く場所にあるのだ」という事実を確認するように、遠慮なくガッツリ触る佐野ファントム(笑)
作曲するシーンで、橋元ファントムは鍵盤をよく触っていたのですが、佐野ファントムは最初はあまり鍵盤には触れずにじっくりと考え込みながら譜面を書きます。
そのまま2ページくらいギッシリ羽ペンで書き込んでから、ようやく弾き始める作曲スタイルが「ひらめき型」じゃなくて「緻密な計算型」に見えたので、ラウルが登場してからの怒り具合は本人からすると全くもって想定外な出来事だったからこそ、なのでしょうね。
だからこそあんなにも怒り狂ったのだろうなぁなんて思うと、ちょっぴり気の毒な佐野ファントム・・・。
大連投の影響かセリフ部分も歌の高音もかなり辛そうでしたが
最後まで見応えがありました個人的には私が観た3人の中では、ラウルに一番嫉妬するファントムだなって思います。
クリスティーヌの苫田亜沙子さん
歌声がよく通って、3人で歌うところはほぼ苫田さんの声が聞こえていたくらい、パワフルでした(^◇^;)
冒頭からぽーっと何処かを見ていることがあったので、周りから「夢見ている子」みたいに歌われるのはこの事かな?と思いながら観ていました。
苫田クリスは、父にすがる気持ちよりもファントムの方に思い入れがあるような気がしますね。最後にラウルと去るシーンも、なかなか去らずにファントムの方を見ていたから苫田クリスはファントムに少し未練があるように見えました。
なので指輪を返しに行くシーンは、ちょっと悪い女性に感じます
でもこれが橋元ファントムなら本当に可哀想だったんですが・・・佐野ファントムはどこか納得したようなお顔をして指輪を受け取っていたので、この2人の結末はこれでもしっくりくるなぁって思いました。
ラウルの北澤裕輔さん
垂れ目の優しいビーストが記憶に強~く残っていたのですが(笑)
ラウルで拝見するとまた違った印象になりますね。
穏やかでスマートで、大きな包容力のあるラウル様でした。髭姿がよく似合う大人の男
ずっと穏やかだったのに、墓場でファントムを煽るような時は果敢に挑む姿もあってとにかくカッコ良かったです♪
私はビーストよりも断然ラウルの方が好きでした。
今回は本当にクリスがどちら側に行ってもおかしくない気がしましたこんな違いが面白くなって、あれこれ観だしたら沼にハマるんですよね
前楽チケットで代わりに観劇に行ってくれた知人親子とも「どちらが良かったか?」を語り出したら、なかなか盛り上がって楽しい時間を過ごせました(* ´艸`)
娘ちゃんは『今度は宝塚が観てみたいなぁ・・・』と言っているんだそうで、観劇大好きっ子への道が出来上がりつつあります(笑)
今日は通常のカーテンコールの後に、ラウル役の北澤さんが千秋楽のご挨拶。
『京都でまたお会いできますように』というお言葉が嬉しかったです。
(画像は公式より)
カーテンコールは、通常のものもカウントすると推定11回もありましたが、最近の千秋楽では短い??
でもファントムに対する拍手の大きかったこと涙ぐんでいるキャストの方もいらっしゃって、温かな拍手がたくさんでした。
そしてここで「一定距離のまま捌けるまではクリスに近づかない」姿にキュンとさせてくれた橋元ファントムを思い出しましたが、佐野さんは普通に距離が近い時もあったので、あれは橋元さんのオリジナル?だったのですね(笑)
↑「3千円以上のお買い上げでオリジナルポストカードプレゼント」とあったので購入( ´艸`)
京都っぽい和柄にオペラ座って不思議ですね。
・・・そして昔ならこのポストカードは千秋楽の来場プレゼントで配っていたんじゃないのかなぁ?って思いました
今回も何もなかったので、またしてもスペシャルカテコには立ち会えませんでした
昨年の京都BBではしっかりあったから期待していたので
「あ~あ・・・SPカテコ見たかったのになぁ~」
と妹と話しながら帰っていたら、真横に劇団四季の吉田社長が立っていてビックリしました(笑)
でも・・・後悔していません
むしろ聞こえていたら良いなと思います(笑)