(追記でカテゴリ移動しました汗)

 

流石に金曜日にマチソワした後は時間がなかったので、名古屋で一泊してからのんびりと劇場に向かいました。

 

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劇場はなんと満員御礼!!昨日は両方ともそんな表示は無かったのでびっくりしましたが、本当に愛された作品だったんだなぁ・・・と嬉しくなりました。

 

そしてDVD化も再演も決まっていない舞台なので、今日はしっかりと観劇だ!!と気合を入れて中に入りました(笑)

 

 

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千穐楽キャストはこちらの方々でした。

 

 

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日替わりのWキャストは
 
ビクター・フランケンシュタイン/ジャック 柿澤勇人
 
アンリ・デュプレ/怪物 加藤和樹
 
でした。大阪楽と同じコンビです。
 
 
柿澤勇人さん
3回目の柿澤ビクター。元々かなり役に入り込んだビクターでしたが、今日は千穐楽ですもんね。
観ているこちらが心配になるほどの熱演でしたあせる
 
捻くれたまま育った天才、というイメージの柿澤ビクター。よく右のこめかみ辺りの毛を掴んだり、口元に手を持って来たりする姿を見せる神経質そうなビクターです。
 
登場のやや猫背気味な姿や『質問ですか?それとも命令ですか?』の小憎たらしい言い方も相変わらずで、ステファンに対する物言いもかなり投げやりで挑発的でした。腕をぷらーんとしたままの嫌々のお辞儀、個人的には好きでしたけどね(笑)
 
パーティー会場では一応それなりに紳士な反応を示していた中川ビクターと違って、エレンもジュリアの事もスルーしてお城に向かおうとしてしまいます。
 
この「感情をコントロール出来ずに出しちゃう!」辺りがまだ不安定で幼いというか、人間臭くて私には可愛らしいビクターに見えるのかもしれません。
 
実験に失敗してベロベロになるまで酒を飲んじゃうのも、そのあと床に寝そべってウジウジ!してしまうところも、天才と言うよりは普通の人間っぽくって親近感湧きませんか?
 
今日もオーケストラに向かって盛大に吐いて、『本当に・・・すいません・・・』と深々と反省していました(笑)
 
でも酒場とは打って変わって、実験の事になったらやっぱり奇才ぶりを発揮する柿澤ビクターあせる
 
エレンがビクターに『あなた、まさかアンリの首が欲しいの?』と言った後の、あのゾッとするような不敵な顔。
 
その後に言い放った『そんな訳ないだろ?』は絶対嘘で、絶対そんな訳あったんだと思いますガーン汗じゃないとあんな顔できません・・・。やっぱり何故か明確に首が欲しそうな柿澤ビクターアセアセ
 
 
でも『恐ろしい。その頭の中は一体どうなっているの?』とエレンに言われて一度正気に戻るのか、かなり驚いて動揺した表情を見せるんですよね。
 
≪僕はなぜ?≫というソロで自分の中に沸き起こる衝動に怖がっている様子が伝わってきました。
 
アンリの≪君の夢の中で≫で完全に心が壊れて、狂人ビクターになって・・・ここが本当に辛いですチーン
 
昨日は持ち出した生首に顔に寄せるだけでしたが、今日は大事そうに寄せたまま部屋の中へ入っていました。千穐楽の≪偉大な人類創造の歴史が始まる≫もカッコ良かったです!!
 
歌って動き回る姿がまるで何かに憑依されたみたいで、この時代に魔女(子ビクター)という存在が怖がられたのが分かるなぁ・・・って何となく納得したのでしたアセアセ
 
中川ビクターも柿澤ビクターも本当にどっちも違ってどっちもカッコ良かった!!
・・・最後に観ていて気づいたんですがDASH!
 
歌詞の『お前に命令する』という部分は、アンリが研究所でビクターを真似て言った『質問ですか?命令ですか?』というやりとりから来て繋がっているんですよね?
これに気づいた瞬間が今日一番切なかったです(´;ω;`)
 
動き出した怪物に狂ったように笑ってからは、また正気に戻ったように怪物を『アンリ』と呼んでは柔らかい笑顔で抱きしめて・・・。
 
ここからこの動き出した体はアンリではない、“怪物”なんだと分かっていきなり豹変する表情で、また狂人のスイッチが入った・・・と思って、やっぱり柿澤ビクターはこの辺りの感情に影があって怖いです(゚ー゚; 
 
二幕でジュリアと歌う≪あなたなしでは≫でのキラキラした幸せそうな二人からどんどん転がり落ちていく様子が今日も切なかったですねえーん
 
怪物に殺されそうになってホッとしてしまったり、最後に何度もアンリの名前を呼んで抱きしめる姿に泣きました(´;ω;`)
 
悲劇&悲劇の展開の僅かな癒しは、カッキーと鈴木さんの日替わりネタ(笑)
いつもはあんまりリアクションしない献立ネタですが、『今日のメニューはカツカレー』と言われて柿澤ビクターは嬉しそうにガッツポーズキラキラしていました(* ´艸`)
 
 
もう一役のジャックは、今日も日替わりネタは名古屋弁でした。登場してからの
 
『でら会いたかったがや~』で拍手が起こってましたね。
 
フェルナンドに借りた金を返せ!と言われてほっぺたを膨らませたら『可愛い顔してもだめだ!』と突っ込まれたり、
 
またまた大人の事情で名前を言えない平泉成さん?のモノマネに『今日だけは誰か言わせる~!!』と食い下がられたりで自由にやっていました。
 
まぁ柿澤ジャックはここでも『絶対に言わないみゃあ!』ってお断りしていましたが((´∀`))
 
後はずっと『悪いみゃあ~』『でら悪いみゃあ~』とか適当な方言を喋っていて、みんながマネするのが面白かったです(笑)
PPAPも最後にはウケてご満悦なカッキージャックでしたウシシ
 
 
加藤和樹さん
怒り心頭だった小西怪物よりも、どちらかと言えば愛情に飢えた感じの幼い加藤怪物。
 
「せっかく生まれたのに何でこんな目に合うの?」そんな悲しみ全開の加藤怪物に、こちらも胸が痛くなるシーンが何度も何度もありましたえーん
 
自分が生まれたのはアンリの時にビクターとの熱い約束があったからこそなんですが、それを全く覚えていなくてジャックに『お前は怪物』だと刷り込まれていつしかビクターを恨んで・・・。
 
≪俺は怪物≫の歌詞で
『血は誰かの血、肉は誰かの肉!!!俺はツギハギだらけで生まれた』の部分を加藤怪物は凄く怒って歌い上げるんですが、この怒っている姿がまた悲しいんですよね汗
 
そして振り付けってちゃんと分かってはいるんですが、この後に「自分の心臓を何度も叩く動き」に力入りまくりな加藤怪物を(大丈夫・・・?)と毎回ドキドキしながら見ていましたあせる
 
今日は北極で会った少年に『俺の友達の話・・・』とポロッと出てしまった言葉に驚いた表情をしていました。大阪と同じですね。
 
でもここで全部を思い出すっぽい小西怪物と違って、加藤怪物は記憶がごちゃ混ぜになって自分でもよく分からないような状態になっているのかなぁって感じます。
 
今日もビクターがやって来て嬉しそうに笑っていました。思えば4回観た全部で嬉しそうでしたね。
 
二人で戦って自分を撃たせて『これが一人ということだ!』と怒る姿はアンリっぽかったです。
(だって本当に一人だったのは姉にも執事にも婚約者にも恵まれたビクターじゃなくって、天涯孤独のアンリですよね)
 
最後に『ビクター・・・』と親しげに呼んで手を伸ばしたのも、あれもやっぱりアンリだったんでしょうね(´;ω;`)
 
アンリでも怪物でも『夢の中で生きたい』と歌っていたので、最後に抱きしめられながら死ねるのは彼にとっては幸せなのかな?と笑って死んでいく怪物を見て思いました。
今日の『クマ、オイチィ♡』可愛かったなぁ・・・。
 
 
音月桂さん
音月さんも熱演のカトリーヌでした。
お嬢様のカトリーヌでは恋する乙女♪で清楚に可愛らしく、下女のジュリアではドスの利いた声で激しく、この二役をこなすなんて本当に大変だったと思います。
 
喋り声も二役では違って聞こえて、ジュリア=声高めの女声 カトリーヌ=宝塚時代の男声で喋っているのかなって思いました。
 
印象に残ったのはカトリーヌですが、私が好きだったのは「ビクター大好き!!」な雰囲気がプンプンと出ている恋するジュリアちゃんですね照れ
あんなに好きという感情を前に出している人が二幕では全くの別人なので一回で二度も楽しめましたアップアップ
 
 
濱田めぐみさん
そういう意味では濱田さん演じる二役もギャップがあって好きなキャラクターでした。私もエレンのようなお姉さんが欲しいですデレデレ
 
エヴァでは昨日の中川ジャックへの優しさは全く無く、柿澤ジャックがセリフを言いだしてすぐにセンスでジャックを叩きまくっていて。これがいつも以上に早くて面白かったですニヒヒ
 
しかもこれ本当にバシバシ叩いていたみたいで、柿澤ジャックが「痛い!!最後まで言わせてよ!!」と言っても攻撃の手を緩めることなく滅多打ちでした(笑)
 
「イタイイタイ!!帽子取れるアセアセ帽子取れるよ~アセアセ」と騒ぐジャックを後ろからシレっとイゴールまでやって来て叩きます。なんですか、この元四季メンバーのコント( ´艸`)
 
帽子が取れたらカツラの関係で困るはずなんですが、また何か言おうとしたジャックにもう一度センスでタコ殴り、ついでにここぞ!とばかりにもう一度叩きにやって来るイゴール(笑)
 
ビクターのお姉さんで苦労した分、こちらの世界ではジャックを叩いていたんでしょうかてへぺろ
昨日に引き続いて、去り際に言った『みゃあ』が可愛かったですラブラブ
 
 
鈴木壮麻さん
今日は『どつかれたいんですかぁ?』と詰め寄る柿澤ビクターに『・・・夕食のカツカレーを人参スープに変更なさいますか?』と珍しく反撃していました(笑)
 
『クビにするよ?カツカレー凄い好きなんだから・・・。』と柿澤ビクターにプンスカ怒られてるし、キスのシーンは高速で10回もされてましたが、最後は自分から行ってて笑えました爆  笑
 
イゴールではちゃっかり自分も『みゃあ』と言ってましたが、ネタの後に今日もジャックに音楽を止められて『見て~!これが滑るってことだよ~??』と意地悪される鈴木さん(* ´艸`)
 
二幕でイゴールになっても結局は柿澤ジャックに弄られていて、ビクターとルンゲの頃から関係性が変わらないのも二つのキャラがリンクしているみたいですよね目
・・・欲を言えばもっと歌う鈴木さんが観たかったですあせる
 
 
相島一之さん
歌は苦手そうでしたが、ステファンの意地悪なオジサン役ではテレビドラマの時のような良いキャラだったなって思います。
 
あとステファンとビクターでは分かり合えない二人ですが、二幕ではジャックとフェルナンドで仲良くグダグダでネタを言い合っているのが微笑ましく感じました(笑)
 
 
カーテンコール後にはそれぞれメインキャストが一人ずつご挨拶してくれましたが、ここでも仲の良い雰囲気が伝わってくる素敵な“フランケンシュタイン”チームでした(*´ω`*)
 
長くなりそうなので、いったんここで切ろうと思いますあせる