(追記)
マチネで結構泣いてしまってどうなるかと思いましたが・・・(笑)
 
なんとかソワレも観て参りました笑い泣き作品が重いですが・・なんかハマるんですよね~あせる
 
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ソワレは18時公演。
 
 
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日替わりのWキャストは
 
ビクター・フランケンシュタイン/ジャック 中川晃教
 
アンリ・デュプレ/怪物 加藤和樹
 
でした。同じ日に別キャストで観るとはっきりとした違いがより分かって良いですね♪
 
・・・あぁ~!なんで大阪でマチソワしなかったのか(x_x;)悔やまれます。
それではソワレの感想を・・・。
 
 
 
中川晃教さん
圧巻でした!この一言に尽きます。登場してからの存在感がとにかく凄かったんですキラキラ
 
喋り方ははっきりと一語一語喋る柿澤さんと違って、スラスラと流れるように話す部分が多いように思いましたが、こちらも大阪で拝見した時同様に、よりマニアックで天才的な雰囲気を感じたのは中川ビクターでした。
 
口調も性格も基本的には穏やかだけど、影の部分が多くてミステリアスな印象です。
 
マチソワ見比べると柿澤さんとは動きも細かな部分でのセリフも違って、その違いにワクワクしました。どちらが・・・ではなくって、どっちも好き!!と思ってです照れ個人的な見解では、
 
柿澤さんの
 
“己の欲望に苦悩する不安定なビクター”、
 
中川さんの
 
“天才過ぎてあまりその辺りを気にしていない感じのビクター”、
 
どちらも愛おしくてたまりませんでしたラブラブ!
 
 
研究所でのルンゲには柿澤ビクターのように日替わりネタはありませんが、大阪の時みたいに怒って手をパン!!と一回叩いてルンゲを急かすのが面白くて((´∀`))全く相手にしてもらえないルンゲが気の毒です(笑)
 
久しぶりに故郷へ帰ってきたシーンではエレンには深々とお辞儀をして、ジュリアには沈黙の後に去る姿が大阪とは違う風に感じました。
大阪ではこの時の避け方がもっとイライラと気難しそうだった気がしますが、この日の中川ビクターは「自分は変わりものですから、皆さんお構いなく・・・」な静か~な雰囲気がすごく出ていました。
 
人間関係には繊細で臆病そうに感じるのは前回と同じかもしれません。
でも酒場でのシーンは軽く酔っているだけで本当に一人で黙々と飲んでいそうなビクターですし、アンリにハンカチを差し出されてポイって投げちゃうのが気難しい感じですね(笑)
 
ところがこの後の≪1杯の酒に人生をこめて≫では一転して楽しそうで、酒場の女の子と肩を組みながら表情豊かに歌って踊ってかなり盛り上がるシーンでした。
ここで柿澤ビクターはお酒をたらふく飲んで、中川ビクターはみんなでワイワイ♪と楽しみ方が違うのも面白かったです。
 
お酒を飲むと本性が出るって言いますが、2人とも見かけとは違って実は根っこの部分ではこういった人物像のビクターなのかなぁ?とか思えて興味深かったですね。
 
ルンゲにキスする時は『ルンゲ!あぁ~ルンゲ♪』と何回も呼んでから4回キスしてました(笑)大阪では長いキスを1回だったので、あれは特に回数が決まってないんですねウシシ
 
ここで笑うけど一気にどん底に・・・。
 
中川ビクターは柿澤ビクターと違って『あなた、まさかアンリの首が欲しいの?』と言われた後の表情は不敵ではなかったですね。
 
むしろエレンと言い合う所ですごく傷ついたように見えました。
 
本当は分かって欲しいのに分かってくれないお姉さんに諦めるように言葉を発します。(そうじゃないのになぁ・・・)と私がシュンとしました(´;ω;`)
 
アンリとのお別れは本当に泣くのを堪えていて、多分ここは蹲るはずなんですが立ったまま泣いているので、そのまま加藤アンリとの抱擁になって。
 
看守が来ても最後までアンリの手を握っていて「死んでほしくない!」という思いがすごく伝わってきました。
 
・・・私はここからが柿澤ビクターと大きく違うんだと思います。
柿澤ビクターはこの後狂人スイッチが入って追い詰められるように、というか
 
「アンリの為に僕は実験を成功させなきゃ・・・」と奮い立たせて必死に動いているように見えるんですが、
 
中川ビクターは「アンリは死んでない。だって充電したら動くから」と素で思ってそうに見えるんですよね!(´Д`;)
 
別にここでスイッチが入る訳ではなくて、子供時代のビクター回想シーンの“母親の死を認めていないビクター”がそのまま大きくなって目の前にいるようで恐ろしく感じました。
 
ただ、この時に歌い上げる≪偉大な生命創造の歴史が始まる≫が本当に凄かったです!!
大阪の時は音響が悪かったので残念だったのですが、今回は歌声をちゃんと聞くことが出来て、改めてその歌声に鳥肌でした。
 
本当に、この方は何者ですかアセアセと聞いて回りたいくらい凄くて、歌い終わりには会場中がザワザワ・・・アセアセ
 
柿澤ビクターも怖かったですが、ここの中川ビクターも独特で不気味な恐ろしさがあります。レバーを引く時の動きとか、セリフの言い方まで違っていたので、受け取る印象も全く違いました。
 
怪物にルンゲが銃を構えた時も、最後まで手で制して怪物を守っていたので、一幕最後で怪物を殺そうとする時に柿澤ビクターよりも悲しんでいるように見えますね。
 
だからでしょうか?二幕では怪物が喋りかけてきた時に
『お前・・・喋れるのか?』と嬉しそうに聞いていたのが印象に残っています。
・・・え、そこ喜ぶ所??と思って衝撃でして(笑)
本当に凡人では理解できない、キラキラした天才に見えるビクターですアセアセ
 
エレンとのお別れの回想シーンは突然現れるリトルジュリアとも自然と馴染んでて凄いなって大阪でも思ったんですが、でもその分ビクターとエレンのお別れも悲しくて・・・えーん
 
≪その日に私が≫での『私がギュッと抱いてあげるから・・・』で後悔でいっぱいになった表情が悲しくて、『行かないで、姉さん』も切なくて(なんでビクターはこの優しい姉さんの手を取らなかったんだろう?)と私まで泣けました。
 
・・・が!!この後に「姉さんを蘇らせよう♪」と思っちゃう思考回路はやっぱり何度見ても恐いです。そして中川ビクターは相変わらず素で「その方が良い」って思ってそうなので余計に恐いです(笑)
 
 
《人類~》以外の歌だとジュリアの死後に歌う≪後悔≫も好きでPVを繰り返し見ていたので、今日も中川ビクターの《後悔》にまたウルウルです(´;ω;`)
今日はジュリアの手を握りながらそっと歌う姿にやられました・・・。
 
あの歌のメロディーも好きなんですが『懺悔しても時は戻せない』という歌詞が良いんですよねえーん
 
もう会場中からすすり泣く声が聞こえていました。
 
最後の北極での戦いは二人とも本気で戦っているようにはあまり見えませんね。銃を突き付けられたビクターが何かを言いたそうに怪物の服を掴むんですが、諦めて手を放したりしますし不思議な空気でした。
 
そこからのやりとりはマチネとは違ったラストに感じましたが・・・。
高音を出して倒れた後に不敵に笑って『俺はフランケンシュタイン』と歌い終わるのがかなりカッコ良かったです。
 
 
二幕のジャックは柿澤ジャックの後だと可愛く感じました♡笑
終始声が高いまま喋っていて、方言を喋ったりモノマネしたりはしませんが、日替わりのネタはあったんですね!!
 
大阪では『A~B~C~♪』みたくアルファベットを歌っていたんですが、名古屋では怪物を呼ぶ所で『ブブンブン♪』とリズムを取りながら登場して、手下たちにもハミングをとらせます。手下ーズと仲良しな中川ジャック(笑)
 
そこから『はい、ブレイク!!』と静かにさせてから再び『ブブンブン♪』の繰り返しで、いつの間にか観客の手拍子も始まりなんだか盛り上がってましたアップアップ
 
ここで中川ジャックが後ろで縛られている怪物に向かって『お前踊って良いぞ?踊れよ!』と無茶ぶりをしていましたが怪物は踊らず、八つ当たりあせる
・・・マチソワ両方で八つ当たりされる怪物サン、カワイソウ・・・(笑)
ジャックの時にジャズ調で歌う≪お前は怪物だ!≫の歌もやっぱりすごかったです。
 
クルクルと動き回って軽快に踊っていて、酒場でも思いましたが中川さんは結構踊れる方なんですね。途中で階段からジャンプして「キーーーーン!」とアラレちゃんみたいに走っていく姿がかなり可愛かったです(笑)
 
 
加藤和樹さん
大阪で2回観た和樹さん。地元公演だからいつも以上に気合も入ったでしょうねあせる
 
ビクターとのお別れで歌う≪君の夢の中で≫では中川さんにつられてか、途中で泣いて歌っていました。でも高音は大阪の頃よりも出ていた気がします。
 
酒場ではルンゲの耳元で『お前は本当にいい奴だ・・・』とエエ声で囁いていて、これは大阪と一緒だぁ(*´▽`*)と嬉しくなりました。
ここは小西さんはキスで和樹さんはエエ声攻撃なんですねウシシ
 
怪物になってからは、やっぱりビクターに会えて嬉しそうに見えるのが小西怪物と違いました。
自分だけを見てほしくてちょっかい掛けるような感じでしょうか?だから最後の戦いも本気には見えなかったんだと思います。
 
怒りで歌う≪俺は怪物≫はかなり迫力がありました。
 
後に続く『夢を見た、誰かに抱きしめられて笑っていた。その夢の続きを生きてみたい』という歌詞に、
(それはきっと実験直後のビクターとの記憶なのになぁ)と更に悲しくなるので、怒→悲とジェットコースターみたいな流れに感じます汗
 
北極での戦いは銃を構えてから二人で睨みあった後にフッと笑って・・・その銃をゆっくりビクターに渡す姿が悲しかったですね。
 
早く撃てよ、って感じに何度も手を広げるゼスチャーをして煽るのも、その後に撃たれてビクターの方に手を向けて倒れるのも悲しいです。
 
ただマチネの二人ほど悲劇に感じなかったのは、最後に二人ともが笑っていたからでしょうか?
怪物はどちらも笑っていましたが、柿澤ビクターは最後に泣いていたんですよねー。この辺の違いが面白くってまたまた観に行きたくなったのでしたあせる
 
 
 
音月桂さん
一幕のジュリアはともかく、カトリーヌは喉に負担が大きそうなのでマチソワどちらも出演って大変だろうなって思いました(^-^;
 
音月さんの歌はどれも好きですが、≪あなたなしでは≫と≪生きるということは・・・≫が特に耳に残りますね。
 
≪あなたなしでは≫は一幕でリトルジュリアとリトルビクターが歌うメロディーが、そのまま二幕で二人の結婚式での歌になっているのがロマンティックで好きです(*´ω`*)
 
『人間じゃないから怖くない』と言って怪物と対等に接してくれますが、なんでその過程になったのかを考えると悲しい役ですよね。カトリーヌの音月さんの声が凄くカッコ良くて好きです(*´ω`*)
 
 
濱田めぐみさん
何回も聞いてるくせに、エレンの歌声を聞くと自然と涙が出そうになるのは何故なんでしょう(笑)濱田さんソロの≪孤独な少年の物語≫も≪その日に私が≫も大好きになりました。
 
弟の為に体を張って守ってきた優しいお姉さんから、二幕では冷酷なエヴァ。
 
こちらが付いていくのに苦労するくらいなのに、濱田さんはエヴァで笑い狂って去った後に、すぐエレンになって戻って来られるのが本当にすごいですあせる
 
小ネタ挟みまくってギャーギャー騒ぐ柿澤ジャックには容赦のないエヴァでしたが、完全にエヴァに怯える可愛い中川ジャックには最後までセリフを待ってあげてニコニコ優しい濱田さんでした(笑)
 
 
鈴木壮麻さん
柿澤さんほどは絡んでもらえなくって寂しそうなルンゲでしたウシシ
日替わりネタは『今日のメニューはエビフライ!』で行きかけてから『サンドッ!』と言って逃げていきました(笑)
 
演出家さんから大阪でのメニューが「日本的過ぎてダメ」と注意されたと聞いたので、こっそり“サンド”を付けて逃げたのかなぁ?と思いました。だってエビフライサンドって・・・名古屋の有名な喫茶店メニューですよね??
 
 
相島一之さん
ステファン市長の時には特に何も変わりませんが、こちらも小ネタを挟まない中川さんには比較的穏やかに接するフェルナンドだったように思います。
 
 
 
マチネに引き続いてソワレでもカーテンコール後に中川さんの千穐楽挨拶があって、マチネではカッキーが、ソワレでは和樹さんがそれぞれを紹介していました。
 
『先日の読売演劇で最優秀男優賞を受賞した・・・中川晃教さんです!!
 
という紹介に指笛が鳴ったりで、会場は一気にテンションが上がって熱気に包まれます。中川さんはかなり喋って下さったので全部は覚えていませんが(笑)要約すると
 
『今日はお越し下さってありがとうございました!
今和樹マンにも言われましたが一足先に・・・あ!二足先に千穐楽を迎えました。名古屋での一公演が僕の千穐楽で、ちょっとプレッシャーでした(笑)』
 
的なご挨拶をしていました。皆さんの熱意に勇気づけられたとニッコリ。
 
『東京、大阪、福岡・・・そして愛知県も飛ばしてはいけません!』
 
とも言っていらっしゃって、横にいた和樹さん(愛知県民)が何度も何度も頷いていたのが面白かったです(* ´艸`)
 
他にも凄く会場が盛り上がるようなグッとくる事を沢山おっしゃってたんですが・・・全部は思い出せませんねあせるとにかく言葉一つ一つを選んだとても丁寧なご挨拶でした。
 
そして・・・中川さんが和樹さんのことを「和樹マン」と呼ぶのがなんか可愛いですね~(笑)
 
 
カーテンコールでは最初に和樹さんに向かって両手で投げキッスしたりでお茶目な中川さんウシシ
 
お互いをアピールしながら挨拶する姿にほのぼのでした(*´ω`*)手をつないで一緒に捌けるので、その後カーテンコールで同じ方向から走ってやってくるのがなんか面白かったです爆  笑
 
・・・次はいよいよ千穐楽です(´;ω;`)