昔の小説のカバー画は手描きのイラストなので、本当に味と温もりを感じる。


 こちらにおいても、先ずカバー画が先に目を惹き、その後で作品がどのようなものかに入っていった一例である。



 この「ワルツへの招待」という作品、先般購入記録として綴った「恋するオリヴィア」を続編とする小説である。

 実は一昨年に「恋するオリヴィア」を購入した後に、前日譚の存在は知っていたのであるが、一先ずそのままにしていたのであるが、最近某オークションサイトでこの表紙画を見掛け調べていくと、このような繫がりがあることが分かったので、手頃な値段で入手できるサイトを探し購入に至ったものである。

 ストーリーにおいても、フォークナーの「八月の光」程では無いようであるが、”意識の流れ“を重視したもののようで期待させるものがある。

 今はもう一つ、小説の巻末によくある刊行作品目録から偶然見つけた英国の小説家ゴールズワージーの3部構成ものの小説を探しているのであるが、これはこれで非常に取引価格が高価なので、今暫く様子を窺うようにしている。


 「ワルツへの招待」はこんな可愛い表紙も存在している。