本を購入する時の6割は自分の感性、残りは自分ではない人の評価や紹介などから選んでいるのではないかと思う。
私がよく拝見しているブロガーさんの先日の記事に、とても気になる一冊が紹介されていた。
アマゾンの取引価格は7千円を超えるもののため、かなり躊躇するものの、探してみるとかなり格安で出品されているものがあったので、無事落札に至ったのが、こちら富士見ロマンス文庫発、作者不詳の「吾輩は蚤である」という小説である。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240115/12/u-tatane-book/e4/42/j/o0810108015389729403.jpg?caw=800)
帯と数少ない評判をあたればエロい小説というのがよく分かるのであるが、夏目漱石が繙いたということであれば(事実は分からないが)、読んでみる価値がありそうである。
それよりもプレミア感の方が先に立ったのが実際であるが。
出だしだけ読んでみると
─吾輩は蚤である
そのままであった。
そういえば、過去オークションサイトで見た「吾輩は....である」、いわゆる「吾輩は猫である」のパロディ小説「吾輩はフロックコートである」、「吾輩は◯◯麦である」などは結果かなり高値で取引されていて、とても私は手を出せる品ではなかった。
内田百閒の「贋作吾輩は猫である」も、古本屋さんで見た気がするが、気になり始めたときはもう無くなっているというのが今である。