アストンマーティンは、新型“V12ヴァンテージS”を発表した。
V12ヴァンテージの後継にあたるモデルで、最高速度は330km/hと量産モデルではアストンマーティン史上最速の性能を持つ。
エンジンは、AM28ユニットと呼ばれるモータースポーツ技術を活かした新しい6リッターV12を搭載する。スペックは最高出力573ps、最大トルク620Nm。従来ユニットに比べトルクは50Nm向上しており、エンジン回転数1000rpm時のトルクは440Nmから510Nmへと大幅に増加するなど、低回転域からより力強い加速を得られるようになった。
ギヤボックスも刷新し、進化版の“スポーツシフトIII AMT(オートメーテッド・ マニュアル・トランスミッション)を採用している。 サスペンションは、ヴァンテージシリーズでは初採用となる“3ステージ・アダプティブ・ダンピング・システム”を採用する。これは車両の動的特性をより精密に調整できるようにしたもの。「ノーマル」「スポー ツ」「トラック(サーキット)」を選択でき、サスペンション設定と同時にパワーステアリングのアシスタンス・レベルも切り替わる。
アストンマーティンの最高経営責任者である Dr.ウルリッヒ・ベッツCEOは、「V12ヴァンテージSは、モータースポーツでの経験を活かした純粋なアストンマーティンです。創立100周年の年に、これほどエキサイティングなスポーツカーを発表することができて大変誇りに感じています」と述べている。
紳士的な造形のスーパースポーツ
怪物が紳士な造形を纏う。
アストンマーティンはスーパースポーツ分野において特異な形状を好まない。
イングランドの紳士的な造形が逆に印象的だ。
フェラーリ、ランボルギーニ、ブガッティ、ポルシェなどスーパースポーツ車は独自デザインで他車を圧倒する。
スーパースポーツを乗りたいが、特異な形状に抵抗がある方は、アストンマーティンがオススメだ。
オークション市場には出品があるが、台数は多くない。アストンマーティンの欲しい車種を見つけたら迷わず買うことがいいだろう。
モータージャーナリスト 高塚豊
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発行人:高塚豊(1ばりき代表・モータージャーナリスト)△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼