仕事、事業の目的意識を論じる際に、
よくタイトルのような例え話がなされる。

目先のタスク(穴を掘ること)ではなく、
より長期的な意義(井戸を掘ること)を目的とすることで、
仕事や事業の取り組みがかわるということだろう。

ここで問題なのは、これを個々人に委ねるべきか、
マネジメントサイドがコントローするべきかということ。

小組織であれば、近しい価値観や考え方を持った人材を集めやすく、
前者を徹底した方が強い組織が出来上がるだろう。

ただ、ある一定規模(閾値となる規模感は指導者の能力による?)を超えると、
組織構成員の価値観が多様化し、前者が機能しづらくなる。

そこで、後者へパラダイムシフト出来るかが、
凡庸な組織で終わるかエクセレントな組織に生まれ変われるかの
境目になるのであろう。


自分が組織マネジメントに携わる際には、
この視点ははずさないようにせねば。
ビジネスを行う上でもプライベートを生き抜くためでも、
相手の満足度を満たさねば周囲は動いてくれないという観点で考えれば、
『顧客満足度の向上』を実現せねばならない点は同じだろう。

顧客満足度を単純に定義するなれば、

顧客満足度=(相手の受け取る(感じ取る)価値-相手の期待度)×α

という事になるだろうか。
それぞれの項を更に分解すると、

相手の受け取る(感じ取る)価値=f(相手のニーズ,こちらのアウトプットクオリティ)
相手の期待度=f(相手のそもそもの期待度合い,こちらの期待のもたせ方の達成度)
α=f(相手のその時の感情,その他)


と分けられるというのが経験上の印象。

これらをそれぞれ量・質・時間的側面に分解、定義し、
測定、コントロール、改善出来れば、相手の顧客満足度を
高められるのではないか。

今期中には、もう少しこの考え方をブラッシュアップした上で、
弊社内においても可能な限り数値化した顧客満足度評価の仕組みを構築、整備し、
顧客満足度管理、向上を実現したい。
周囲の仲間の成功は、時に自分の成功よりも嬉しくもあり、
そこから学ぶべき姿勢、能力等を取り入れることで、
自らもまた成功を疑似体験出来る。

しかし、自分の活動がうまくいっていない時、
素直に仲間の成功を受け入れられず、
卑屈さが上回ってしまうこともある。

常に仲間をリスペクトし、多くを学ぶ姿勢を忘れないために。

【課題】
自分自身の状況によって、仲間をリスペクト出来ず、
やっかみ、嫉妬を覚えてしまう。

【理想像】
自分自身の置かれている状況に左右されることなく、
仲間をリスペクトし続ける

【クチグセ】
『この人はココが凄い』
『これは自分も出来るようになりたい』
『こんな風になりたい』
これまでに経験のない未知の体験への道を踏み出す際に、
どうしても一歩を踏み出すことを躊躇ってしまう事がある。

変化を成長の定義と考えると、こうしたスタンスは
成長のチャンスを大きく棄損してしまう可能性が
極めて高い。

未知の体験を恐れず、積極的に新しいことに挑戦するために。


【課題】
新しいことに挑戦することを躊躇ってしまう

【理想】
積極的に未知の体験を積みに行く

【クチグセ】
「それ、面白そうだね」
「上手くいきそうだね」
「とりあえずやってみよう」
仕事においても私生活においても、『成長する』というキーワードは
常に付いて周り、掃いて捨てる程ありふれている。

その一方、『成長』という事象の定義は曖昧模糊としていて、
自らを含め明文化できないまま使ってしまっているのが
正直なところであると思う。

『長く成る』と書く成長を、非常に抽象的な形で自分なりに定義するとすると

対象となる能力の、時間軸上のある2点間における変化(増加)

という事にでもなろうか。


この成長を量的側面、質的側面、速度的側面に要素分解すれば、それぞれ
 ・量的側面…ある能力における変化量
 ・質的側面…対象となる能力の定義範囲
 ・速度的側面…上記量的側面、質的側面における成長の単位時間当たりの変化量
という事になるのではないか。

各側面から見た成長を最大化させるために必要な方法論をあげればきりがないが、
あえてその中から

クチグセ(=言霊)により、対外的、対内的事象に対する態度を変化させる事

に着目し、自分自身の成長をコントロールしたいと考えた。


当ブログにおいては、
・自分自身が抱える課題を設定、定義し
・課題をクリアした理想の自分を描き
・その理想に到達するために必要なクチグセを定める
事を主題に置きたいと考えている。


当ブログを通したアウトプットによって、自分自身の更なる成長を遂げられるよう、
可能な限りの頻度で更新することを誓って、筆おろしとしたい。