前回誰からもコメントされなかったにもかかわらず、気にせずに似たような、というか更にコメントが予想されなさそうな記事をモリモトは喜んで書きます。
では、今回は突き指について。
スポーツをやってない人は中々普段しないであろうこの突き指。
何かの拍子でいざやってしまうと痛くてしばらく指が曲がらない。
モリモトはギターを弾くにも関わらずたまに柔道や武術の稽古で突き指をします。
突き指なんかしたらギター弾けないじゃん!!ミュージシャンとしてどうなのそれ!!とたまに言われますが、、そんなことはありません。
突き指しても意外とギターは弾けるのです。
実際ライブの２日前に突き指をしたことが何度かあります。一週間前に肩を脱臼したこともありましたが、、。
常にポジティブに考えるモリモトは最近「怪我をしたときはチャンス」だと思うようになりました。
怪我をすると痛い。じゃあ痛くなくなる為には何をすれば良いのか、どういう風に体を動かせば痛くないのかなど、体のしくみを自分で探ることができる絶好のチャンスなのです。
そもそも現代人は医者に丸投げしすぎだと思うのです。
痛いから医者に行き、治してくれと言う。コレ自体は特に間違ってないんですが、医者といえども他人なわけで、千差万別の体質を持つ患者本人の実感している痛みについては推測でしか測れないのです。
だから病院に行っても長年腰痛が治らない、膝の痛みが治らないという人は沢山いますよね。
たまたま名医に当たれば良いけど、残念ながら患者をよく見ずにマニュアル通りの対応しかしない医者や、そもそも見当違いな見立てをする医者も沢山いるのが現状だと個人的には感じます。
医師は毎日多くの患者をこなさなければいけないので一人にかける時間もあまりなく、ある意味仕方がないところもあると思います。
いずれにしても現状がそうであるならば、自分の体は自分で治すという努力や気概が必要かと。
モリモトは２年前に稽古で腰を痛めてから、１年くらい常に慢性的な痛みがありましたが、色んな方法を試して試行錯誤するうちに最近ようやく腰の痛みが無くなりました。
ところで、普通は怪我をするとスポーツを休む人が多いと思うけどモリモトは骨折でもしない限り休みません。
例えば柔道で言えば片手を突き指していたらその手は使えないので、相手の道着を両手ではなく片手でしか掴めないから防御力も攻撃力も落ちますが、その限定された不利な状況でどう打開するかを探ることで、今まで見えなかった新たな発見があるかもしれません。
痛い指を無理矢理我慢して使うという無理をするわけではなく、使えないならどうするかを考えるというところがポイントです。
痛い指を無理に根性論で使ったら悪化するだけなのでそれはやらない方が絶対良いです。
さて、話がかなり長くなりましたが、、実はこっからも長いのですが、、。
長年稽古で突き指をして来たモリモトですが、軽い突き指なら問題ないけど、さすがに指が曲がらないくらいひどい突き指ではギターは弾けません。
そこで、
いろんな方法を整体の先生に聞いたり、本で調べたり、自分で思い付くまま試したりしているうちに曲がらなかった指が曲がるようになる方法がわかってきました。
指に限らず、全身は神経や筋肉で繋がっています。
どこかを怪我すると痛いのは痛めた場所ですが、繋がっているその他の場所にも必然的に影響が出るようです。
だから、突き指について言えば、当初は痛めた指だけをさすったりマッサージしてみましたが、それでは指は曲がるようにはなりませんでした。
そこで、腕全体、特に前腕部をもんでほぐしてやると、指が曲がるようになるようです。
恐らく、
炎症によって筋肉が張っているため、指を曲げようとすると痛めた部分が引っ張られて痛む
→腕の筋肉を緩めてやると可動域が増して引っ張られなくなる
ということなんじゃないかと思います。
ちょっと試しに左腕の力を完全に抜いて右手の中指か人差し指でイラストの「ココ」付近を少し強めに押してみて下さい。筋肉がモリッとしてるところです。
押すことによって左手の中指がぴくっと反応して浮きませんか？
反応しない人は少しポイントをずらして押してみましょう。
それでも反応しない人は、左手に力が入っているか、場合によっては人間ではないのかもしれませんよ。
まあ自分でしか試してないのでもしかすると僕だけかもしれませんし、そうなるとひょっとすると僕こそが人間ではないのかもしれませんが、それはともかく
ひとまずモリモトが人間だと仮定して話を進めると、痛めた指がぴくりと反応を示す部分を指圧してやると、なんと曲がらなかった指が曲がるようになります。
その他の指についても、大概その指の延長線上の前腕部に押してぴくっと反応する箇所があります。
寝て起きたり、しばらく立つとまた曲がりにくくなりますが、再び指圧してやればすぐに元に戻ります。
ところが、一昨日モリモトがやった突き指（しかも中指と人差し指を同時に、、）はかなりひどかったらしく、この部分的な指圧では全く曲がるようになりませんでした。
こんなガンコな突き指は初めてです。
今まで大丈夫だった方法が通用しなかったことに衝撃を受け、ドドンパに破れたカメハメ破のように一瞬途方に暮れかけたモリモトですが、四苦八苦してみたところ、腕には他にも指と繋がってるところが多々あるようで、上腕、前腕含めた腕全体を表裏万遍なく指圧したら５分で曲がるようになりました（特に肘周りの指圧が効いたような気がします）
自分で感じたポイントとしては、とにかく揉まれる方の腕は完全に力を抜いておくことが必要だと思います。
また、最後に腕全体を色んな方向に伸ばしてストレッチすると完璧です。
ところで、
「言われた通りやって指は曲がるようになったけど、やっぱり痛くてギターが弾けないんですけど!!どーゆーことよ？？」
という方は、ギターを弾くときに力を入れ過ぎです。初心者の方はコード等を抑える時どうしても力んでしまいますが、本来ギターに力はいりません。
初心者用の安いギターなどでたまに弦高が高過ぎて慣れたギタリストでも力が必要な物がありますが、そういう状態では上達もしづらいので楽器屋さんで弦高を適正な高さに調整してもらいましょう。
力が要らないから指さえ曲がればほとんど痛みを感じずに弾けます。
最近知ったんですが、突き指に限らず、骨折等の怪我というのは実は骨自体に痛みはなく、その周りの筋肉が傷ついて炎症を起こして痛みを発しているので、力を入れるとその損傷した筋肉が反応して痛いのです。
ギターを弾くとき力みが多い人は、無駄な力を抜いて、スムーズにリラックスして、アホみたいな顔してギターを弾くよう心がけてみましょう。
とはいえ、上記内容はあくまでモリモト個人の感覚なので、試してみるときは自己責任で。
いやー過去一番長い記事になった。
-----モリモトナオユキLive schedule----
7.20渋谷LOOP annex
New days～ 真田暎人 × thyme ～
時間：OPEN:18:00 START:18:30
出演：真田暎人 / thyme / モリモトナオユキ / 西郷葉介 / Emiko Bleu /
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